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杜仲茶の効果と摂取方法まとめ

トチュウ科トチュウ属の植物に「トチュウ(杜仲)」があり、その葉を利用したお茶類(杜仲茶)があります。杜仲は数千万年前には様々な地域で自生していたと言われていますが、現在では中国に現存するのみで、トチュウ科トチュウ属の植物はこの「トチュウ」の一種だけという珍しい植物になっています。ちなみに当の中国では、樹皮を漢方の材料として利用する事もあるようです。

杜仲には血の巡りを良くする作用や、気を和らげる作用などがあると言われています。これは葉に含まれているとされる「ゲニポシド酸」という成分が、副交感神経の末梢にあるムスカリン受容体へと作用し、血管にある平滑筋を弛緩させる事で起こると考えられています。またこのゲニポシド酸はインスリンの作用を高める事で、細胞内への糖の取り込みを促す作用があるとも言われています。

この他、葉には「アスペルロシド」という成分が含まれているとされています。このアスペルロシドは肝臓内でコレステロールグリシンタウリン等から作られる「胆汁酸」の分泌を促す作用があるとされており、それを含む「胆汁」を小腸へ送る事で、脂肪やコレステロールの消化・分解・吸収を緩やかにすると言われています。この他、杜仲にはミネラルが含まれているという情報があり、原理は不明ですが、抗酸化作用、肝臓の機能を補助する作用、性ホルモンの分泌バランスを整える作用などもあると言われています。

杜仲茶として利用する場合、毎食時に1~2杯程度飲むと良いと思われます。含まれている成分を効率良く摂取したい場合、葉を粉末状にして飲み物などに溶かして飲むと良いでしょう。一方、危険な副作用は現時点では判明しておらず、比較的安全だと思われますが、残念ながら葉に含まれているゲニポシド酸やアスペルロシドは微量です。効果を得るには高濃度が必要であり、実際には現実的ではないと思われます。またエキスをサプリメント化したものもありますが、残念ながら含有量が期待できないものが殆どです。基本的にはそのようにお茶として利用すると良いでしょう。

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