ミリセチンの効果と摂取方法まとめ

ミリセチンはフラボノイドの一種（フラボノイドはポリフェノールの一種）です。ケルセチンと構造が似ている事から、おそらくケルセチンと似たような作用があると考えられています。特にミリセチンには強い抗酸化作用があるとされており、活性酸素の異常な増殖を抑えたり、脂肪の酸化を抑え、細胞の健康を維持すると言われています。

そんなミリセチンはベリー類（クランベリーなど）、ブドウ（ワインなど）、チャノキ（茶）、ヤマモモ、ナッツ類（クルミなど）など、多くの植物に含まれているようです。それらの中でも特に豊富に含まれているとされるのが「クルミ」です。クルミはω-3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸も含んでおり、それを摂取する事によるメリットもあります。カロリーは高いですが、運動量が多い場合、省エネを防ぐための有用なエネルギー源になります。

ちなみに海外では、特定の植物（ヤマモモ属の樹皮や葉など）から抽出したエキスが、他の栄養素と一緒になってサプリメント化されていますが、その種類はかなり少ないです。ミリスチン単体でのサプリメントとなると更に少ないため、商品を選ぶ際にはよく見極める必要があります。それならばサプリメントを利用するよりも、ミリスチンを含む食品を定期的に食べた方がコスパ的に良いと思われます。