タウリンの効果と摂取方法まとめ
タウリンはアミノ酸の一種であるシステインやグリシン、脂肪の一種であるコレステロールなどから合成される物質の一つです。特にタウリンは細胞の状態を正常に維持、及び調節してバランスを取るための「恒常性機能」に関与しており、様々な細胞の健康を維持するために必要だと考えられています。
そのためタウリンは全身に存在していますが、それらの中でも肝臓、心臓、脳に多く存在していると言われています。タウリンはおそらくそれらの細胞の機能を維持するために働いていると考えられます。特に肝臓においては肝臓→胆嚢→小腸と分泌される「胆汁酸」の合成に必要です。胆汁酸は胆汁に含まれているもので、脂肪を乳化させ、消化・分解を補助する役割があります。その他、脳では抑制性の神経伝達物質としての働きがあると言われており、神経伝達をスムーズに行うためにも機能していると思われます。いずれの作用は「どちらか一方に偏らないようにする作用」によるものと考えられます。
タウリンは食品にも含まれています。食品では特にタコ、イカ、貝類等に多く含まれていると言われています。また人工的なものでは、栄養ドリンク及びエナジードリンクに含まれている事が多いです。ただしタウリン単体のサプリメントは存在しません。利用したい場合、海外の通販を利用する必要があります。
もしサプリメントとして利用する場合、摂取量の目安は食後に1g~、1日1~3g程度と思われます。ちなみにタウリンの合成にはアミノ酸の代謝に関わるビタミンB6が必要です。これを合わせて摂取すると良いでしょう。