独眼流サプリメント大全

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ギーに含まれている栄養素と食べ方まとめ

●ギーとは?どういう食品?

ギーとは、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダにおいて伝えられている「油」の事で、数千年前から万能のオイルとして利用されてきたと言われています。

作り方としては、牛や水牛、ヤギなどの乳を混合した液体を、まず加熱殺菌処理し、更に乳酸発酵させ、凝固したものを撹拌(かくはん)させてバターを作ります。そのバターをゆっくりと焦げないように加熱して溶かしていく、底の方にメイラード反応によって褐色化した固形物が溜まり、その上に黄金色の透明な液体ができます。それらをゆっくりと濾過し、液体の部分だけを取り出して、別の容器へ移して冷まします。ギーはそのような手順で作られます。作り方さえ分かっていれば市販のバターでも作る事ができます。

尚、こうした処理の過程では、殆どの水分、糖、蛋白質などが取り除かれていき、ほぼ純粋に脂肪分と脂肪に溶けた脂溶性ビタミンのみの液体になると考えられています。もちろんギーの元となる材料の成分によって、ギーの成分は大きく変わりますが、それによって不純物がなくなり、通常の油よりも酸化・腐食しにくくなると言われています。このため気温の高い環境でも、常温で長期間の保存ができるようになります。

 

●ギーに含まれている栄養素

一般的な乳製品には「乳糖」という特有の糖が含まれていますが、ギーでは加工の過程でその乳糖が取り除かれます。日本人は「乳糖不耐症」と言って、乳糖を上手く消化できず、腸の調子を崩してしまう人が多い(これはアレルギーとは別の話)ですが、ギーはそのような心配がないため、乳糖不耐症の人にとって重要な脂肪・カロリーの摂取源になる可能性があります。

またギーに含まれている脂肪酸はその多くが飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は現代人は摂取機会に恵まれており、過剰摂取によって生活習慣病のリスクを高めると言われています。一方、ギーに含まれている脂肪酸の多くは、一般的な動物性の食品に含まれている長鎖脂肪酸ではなく、それよりも分子の短い中鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸は体内で蓄積しにくく、エネルギーになりやすいと言われています。情報によると脂肪のエネルギー化を補助するとされる共役リノール酸も含まれているようです。

更にギーでは脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD、ビタミンEが豊富に含まれていると言われています。特にビタミンAとビタミンEには強い抗酸化作用があり、脂肪酸の酸化を抑えてくれる役割があります。またこれらの脂溶性ビタミンは、脂肪と一緒に摂取する事で効率良く吸収されます。そのためギーは脂溶性ビタミンの摂取源としても適しています。

 

●ギーの利用方法及び注意点

ギーはそのように飽和脂肪酸が豊富なため、加熱調理に利用する事ができます。基本的にはココナッツオイルのような使い方になるでしょう。ただし中鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸は沸点が低いため、中鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸の濃度が高くなるほど、揚げ物や炒め物など高温での加熱調理に使う事ができなくなります。低温で煙が発生するなどして場合によっては危険です。この点には十分な注意が必要です。もし加熱調理に利用しない場合、食べる直前に料理にかけたり、スープや飲み物に混ぜたりして利用しても良いでしょう。

尚、確かにギーは中鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸が豊富です。しかし長鎖脂肪酸が全く含まれていない訳ではありません。そのため「ギーは健康に良い」からと言って、毎日大量に使ってしまうと、逆に健康を害してしまう可能性があります。量や頻度については管理が必要になるでしょう。またギーはエネルギーがあります。運動量や筋肉量が多い場合、手っ取り早くエネルギーを摂取できて便利なのですが、そうでない場合、一緒に組み合わせる食べ物もなるべく低脂肪のものを選ぶ必要があるでしょう。

 

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