アルギン酸ナトリウムの効果と摂取方法まとめ

アルギン酸ナトリウムは多糖類の一種であるアルギン酸と、ミネラルの一種であるナトリウムイオンが結合した形をしています。自然界では海藻類に多く含まれており、海藻類特有の「ネバネバ」をもたらす成分の一つと言われています。また水及びマグネシウムやカルシウムを含む事でゲル化する性質があり、食品添加物としてもよく利用されます。

このアルギン酸ナトリウムは水には溶けますが、消化酵素によって分解する事ができず、腸内細菌によって緩やかに分解されます。この事から「水溶性食物繊維」に分類されています。特にアルギン酸ナトリウムは消化される際、糖や脂肪の吸収を緩やかにし、吸収量を抑える作用があると言われています。中でも「二糖類を分解する酵素の働き」を抑えるという事が言われています。

また他の水溶性の食物繊維と同様、腸内細菌の餌となり、腸内細菌を活性化、腸内環境を改善する作用があると言われています。この他、そのようにミネラルを含むため、ミネラルの吸収を補助する作用もあると思われます。