ラフィノースの効果と摂取方法まとめ
ラフィノースは、いずれも単糖類であるグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースの3つの糖が結合した「オリゴ糖」及び「三糖類」の一種です。天然にも存在し、ビートやブロッコリーなど植物に含まれています。
ラフィノースは分解される過程で、最終的に構成するグルコース(ガラクトースもグルコースに代謝)とフルクトースになりますが、スクロース(ショ糖、砂糖の主成分)と比べると、吸収量は半分程度とされているため、血糖値の上昇は緩やかだと思われます。吸収・分解されなかった一部の糖は、そのまま腸内細菌によって分解され、その際にビフィズス菌などの腸内細菌を活性化させる作用があると言われています。
一方、ラクトース(乳糖)と同じように、大量に摂取すると腸内環境を悪化させる事があります。また血糖値は上昇しにくいとは言え、一部の糖は吸収されるので、大量に摂取すれば血糖値はそれなりに上昇する事になります。ちなみにラフィノースは甘味が弱く、スクロースと比べると僅か2割程度しかありません。