独眼流サプリメント大全

各種サプリメント・栄養素に関する情報を管理人独自の視点でまとめています。

アムラに含まれている栄養素とその食べ方まとめ

アムラとは?

アムラとはトウダイグサ科コミカンソウ属の植物である「ユカン」の事です。それを別名としてアムラやアムラキと呼ばれており、英語ではインディアングーズベリーなどとも呼ばれています。

原産はインド~東南アジアにかけてとされており、正確な時期は不明ですが、インドの伝統医学アーユルヴェーダ(特に紀元前1500年頃のヴェーダ時代)において、古くから利用されてきたと言われています。日本では特にアムラの果実がよく知られていますが、現地では果実だけでなく、種、花、葉、根、幹など全てを利用します。また現在でもインドでは全土で栽培されているようです。

ちなみに日本では、アムラの抽出物を化粧品などの成分として利用している事があります。

 

アムラに含まれている栄養素

アムラで特徴的なのはビタミンCが豊富に含まれている事です。ビタミンCと聞くとレモンが有名ですが、アムラに含まれているビタミンCの量はレモンの実に数倍の量とも言われています。ビタミンCはコラーゲンの合成に関わっていたり、強い抗酸化作用がある事で知られていますが、体の中では合成する事ができません。しかも水溶性であり、排出されやすい事から、定期的な摂取が必要です。

またアムラにはポリフェノール類が豊富に含まれていると言われています。その量はブドウを濃縮して作る赤ワインの数倍以上の含有量があると言われています。このポリフェノールにも抗酸化作用があり、またこのポリフェノールがビタミンCの酸化を抑える役割も果たしているため、アムラは一般的な果物よりも効率良くビタミンCを摂取できると言われています。抗酸化作用を持つビタミンEを一緒に摂取できればより良いでしょう。

尚、アムラでは甘味の元になる糖質や、酸味をもたらすクエン酸も含まれていると思われます。ただし高濃度のポリフェノールが渋味の元になっており、そのまま大量に食べる事は難しいと思います。更にアムラにはシャキシャキとした食感から繊維質も多いと思われます。実際、現地でも漬物として利用される事が多いようです。またユズなどのようにジャムなどとして利用するのも良いと思われます。

 

アムラの欠点と利用価値

アムラは確かにビタミンCが豊富で、その摂取源としては有用なものです。しかしビタミンC以外のビタミンやミネラルに感しては、含有量が少ないか、殆ど含まれていないと思われます。特に脂溶性ビタミンの含有量が少ないため、別途補給が必要です。特に抗酸化作用を持つビタミンEを一緒に摂取すると、アムラの持つビタミンCの抗酸化作用がより効率良く発揮されます。

またアムラ自体にはエネルギーがなく、糖・蛋白質・脂肪の摂取も期待できません。これに関しても別途補給する必要があるでしょう。このようにアムラに固執する事では、逆に全体の栄養バランスが崩れる可能性もあります。アムラを食べるだけで健康になれるなどと安易に考えるべきではありません。

★オススメの商品一覧★

※ランダムに表示されています。