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シナモンに含まれている栄養素とその食べ方まとめ

シナモンとはそもそも何?

シナモンはクスノキ科ニッケイ属の植物であるセイロンニッケイ錫蘭肉桂。学名もシナモン)の「樹皮」から作られています。原産地は現在の中国南部~ベトナム辺りとされており、現在では熱帯地域全域で栽培されています。特にシナモンは世界最古のスパイスとも呼ばれていて、歴史が古く、記録が残されている限りでは、紀元前4千年頃、既にミイラの防腐剤として利用されていたと考えられています。

当の日本へ入ってきたのは8世紀前半が最初(当時は薬として)とされていますが、樹木として入ってきたのは江戸時代になってからです。ただ「シナモン」と聞くと、どこか近代的なイメージもありますが、日本でも意外に歴史があり、その頃から利用されてきたようです。

 

シナモンに含まれている栄養素

シナモンに含まれているビタミンは、ビタミンEやビタミンKなどが僅かに含まれる程度です。一方、ミネラルに関してはカルシウム、カリウムマグネシウム、鉄、銅、マンガンなどが、いずれも豊富に含まれていると言われています。この中ではカルシウム、鉄、マンガンなどに秀でており、特にカルシウムでは、多く含むとされている一般的な小魚類の倍以上という非常に高い含有量を誇っています。また元々樹皮であるので、食物繊維も豊富に含みますが、エネルギーとなる糖質・蛋白質・脂肪は殆ど含まれておらず、カロリーは非常に低くなっています。

この他、シナモンではその特有の香りをもたらすクマリンを豊富に含んでいます。このクマリンポリフェノールの一種で、抗酸化作用があるとされる他、一説には血の巡りを良くするなどの作用があると言われています。ただしそれは主に「血液を固まりにくくする作用」によるものであり、過剰摂取によっては肝臓や腎臓に対して毒性をもたらすという事が知られています。このため摂取量には注意する必要があるでしょう。

 

シナモンの摂取量と食べ方

シナモンには特有の香りと風味があり、食材の味を引き立てるスパイスとして利用する事ができます。有名な食べ方はスティック状のシナモンをコーヒーに溶かしながら食べる事ですが、シリアル・パン・フルーツ・ケーキ・チョコレートなどを使う甘みのある料理はもちろんの事、カレーのような塩っ気のある料理でも、調味料として利用する事ができます。

またシナモンには様々な種類がありますが、有名なのがカシアシナモンとセイロンシナモンです。この内ではカシアシナモンの方がクマリンを豊富に含んでいるため、香りや風味を強めたいのならカシアシナモンを利用しましょう。ただし過剰摂取のリスクも有るため、カシアの方を利用するなら、摂取量は多くて1日1.5g以下に抑えると良いでしょう。もし心配ならばセイロンシナモンの方を選べば良いと思います。

尚、シナモンは前述のようにミネラルの栄養価は高いのですが、ビタミンの栄養価が低いです。可能ならばビタミンを豊富に含む食品と一緒に食べると良いでしょう。またシナモンにはエネルギーもありません。糖・蛋白質・脂肪を含む食品と一緒に食べる必要があるでしょう。

 

シナモンチャレンジは非常に危険

海外では「シナモンチャレンジ」というものがあり、これは口の中に粉末状のシナモンを目一杯含んで、どれだけ耐えられるかを勝負する遊びです。

粉末状のシナモンは高い吸水性があり、周囲の水分を吸収します。これによって口や喉の中にある水分が奪われて乾燥し、それに耐えられず大抵の場合、吐き出してしまいます。しかし仮に粉を吸い込んでそれが気管や肺へ入った場合、一部が組織に貼り付き、残ってしまう事があります。その結果、一時的な呼吸困難になったり、長期的には気管支炎や肺炎などになる可能性もあります。また仮に飲み込んだとしても、前述のようにクマリンの過剰摂取によっては臓器にダメージが及びます。某動画サイトでは一時期流行し、某YouTuberも動画を投稿していましたが、大変危険ですので決して真似しないようにして下さい。

 

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