独眼流サプリメント大全

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テアニンの効果と摂取方法まとめ

テアニンはアミノ酸の一種で、同じくアミノ酸の一種である「グルタミン酸(旨味成分の一種)」と形が似ている「グルタミン酸誘導体」です。

特にこのテアニンはチャノキの茶葉に多く含まれており、特有の旨味をもたらすと考えられています。これはグルタミン酸と同じ作用です。製法にもよりますが、茶葉に含まれている遊離したアミノ酸の内、テアニンは全体の半分程度を占めていると言われている事から、味への影響は大きいものと思われます。

グルタミン酸は興奮作用のある神経伝達物質であり、記憶など多くの神経伝達に関与する重要なアミノ酸です。ただしグルタミン酸は脳の血液関門を通過する事ができないため、脳内で使われる分は基本的に脳の中でその都度合成されます。一方、茶葉に含まれるテアニンは脳の血液関門を通過する事ができ、グルタミン酸が受容体に結合する事を抑制し、抑制性の神経伝達物質であるGABAや、達成感や幸福感をもたらす神経伝達物質ドーパミンの働きを活性化させる作用があると言われています。これによって気持ちを和らげる作用が得られると謳われています。

尚、茶葉に含まれているテアニンは日光を浴びる事でカテキンへと変化します。カテキンはテアニンとは違って渋味をもたらす事から、茶葉に含まれるカテキンの量を抑えるため、一定期間茶葉を日光から遮って育てるという事を行う場合があります。これを行ったのが実は「抹茶」や「玉露」で、これによってカテキンの量が減る代わりにテアニンの量が増え、旨味が強くなると言われています。そのためテアニンを摂取したいのであれば、抹茶や玉露がオススメです。

また抹茶や玉露は強い苦味をもたらす「カフェイン」が豊富に含まれていますが、テアニンにはカフェインの作用を和らげる作用があると言われています。これにより両者のメリットが得られると思われます。特に抹茶は茶葉をそのまま粉末状にしているため、効率良く摂取する事ができるでしょう。一方、玉露では煮出し方によって選ぶ事ができ、高温ではカフェインが、低温ではテアニンが溶け出しやすくなります。よってテアニンを摂取したい場合、玉露は低温で時間をかけて煮出すようにしましょう(ただし時間をかけ過ぎるとカフェインによる苦味はもちろん、カテキンによる渋味も強く出るようになる)。

もしお茶類が苦手だという人は、テアニンを抽出したサプリメントも存在しており、それを利用するのも一つの手です。サプリメントを利用する場合、摂取量は200mg程度で十分でしょう。

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