ペカンナッツの栄養価・効果・食べ方まとめ
この記事ではペカンナッツに含まれている栄養素、それぞれの栄養素の役割、その食べ方・オススメの商品などについて簡単にまとめています。
ペカンナッツの概要
ペカンナッツ(またはピーカンナッツ、単にペカンやピカンとも呼ぶ)とはクルミ科ペカン属の植物である「ペカン」になる種実の事です。このペカンの原産はアメリカ中西部~メキシコとされており、日本には大正時代に輸入されたのが最初と言われています。特にペカンは数年かけて育った後は、数百年間に渡って安定的にナッツを収穫する事ができるそうです。また木としての寿命も非常に長く、アメリカには1000年以上もの樹齢を持つものも残っています。
ちなみに環境的には日本国内でも栽培は可能で、個人としても苗木を入手する事ができるようです。ただし安定した栽培には、広い土地と長い年月(最低6年以上。高さは30mにも達する)が必要な上、ペカンの木は強風など外からのストレスに弱いです。そのため日本国内での栽培はごく限られた地域でしか行えず、現状ではその殆どを輸入に頼っています。
ペカンナッツの栄養価
ペカンナッツには脂肪、パントテン酸(代謝補助)、ビタミンE(抗酸化・毛細血管拡張)、カリウム(水分代謝・神経伝達)、マグネシウム(代謝補助・神経伝達)、亜鉛(成長ホルモン分泌・蛋白質合成)、鉄(酸素運搬)、銅(酸素運搬補助)、マンガン(骨の形成・代謝補助)、食物繊維などが含まれていると言われています。
これらの中では亜鉛とマグネシウムが秀でています。他の「多く含まれている」とされるナッツ類と比べてみると、亜鉛はカシューナッツの2/3程度、マグネシウムもアーモンドの1/2程度となっています。しかしビタミン・ミネラル全体では突出している部分が少なく、欠けている部分も多いです。
尚、ペカンナッツは脂肪が突出して多く含まれています。その量はマカダミアナッツと同等であり、そのためカロリーが非常に高くなっています。一方、マカダミアナッツでは一価の不飽和脂肪酸であるオレイン酸の比率が高かったのですが、ペカンナッツではオレイン酸とリノール酸(多価不飽和脂肪酸)が同等程度の比率で含まれています。リノール酸は必須脂肪酸の一種で、免疫反応に必要不可欠な脂肪酸です。
ペカンナッツの食べ方など
ペカンナッツには100g当たり70~80gもの脂肪が含まれています。またエネルギーも100g当たり700kcal前後あります。これを考えると、ペカンナッツを食べる量は多くて1日25g程度が目安となり、その程度の量で20g前後の脂肪と、170kcal前後のエネルギーが得られます。またペカンナッツは1粒当たり1.5g程度の重さがあるので、1日15粒程度になるでしょう。
ペカンナッツに関するオススメの商品
ここではペカンナッツに関する商品を紹介しています。
素焼き ピーカンナッツ 500g 無塩 |