独眼流サプリメント大全

各種サプリメント・栄養素に関する情報を管理人独自の視点でまとめています。

グロビンペプチドの効果と摂取方法まとめ

グロビンペプチド(グロビン蛋白分解物)とは、動物(当然人間以外)の血液に含まれている蛋白質「ヘモグロビン」を、酵素によって分解する事で得られる「ペプチド」の事です。

ヘモグロビンはミネラルの一種である鉄と、グロビン(蛋白質の一種)が結合した蛋白質の一種で、赤血球内の構成要素として、末梢の細胞へ酸素を運ぶために重要な役割を果たしています。一方、ペプチドとは、簡単に言うと蛋白質アミノ酸の間のような状態の事で、蛋白質よりも分子が分かれていて量が多く、アミノ酸よりも一つ一つの分子が大きくて量が少ないという特徴があります。摂取した蛋白質は最終的に殆どがアミノ酸まで分解されますが、グロビンペプチドは最初から少しバラけた状態になっているため、蛋白質そのままよりも吸収・利用しやすいと言われています。

そんなグロビンペプチドで謳われている作用ですが、特にグロビンペプチドに存在するペプチド特有の構造に、膵液に含まれている「リパーゼ」の働きを緩やかにする作用があると言われています。リパーゼは消化酵素の一種で、脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する役割を持っています。つまりグロビンペプチドはその働きを緩やかにするため、脂肪の吸収量を抑えてくれると思われます。

また皮下脂肪や内臓脂肪などの脂肪をエネルギーとして利用する際にも、脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する必要があります。グロビンペプチドはその際に働く酵素を活性化させる作用があるとされており、これによって脂肪のエネルギー化をスムーズにする作用があると言われています。この他、グロビンペプチドは細胞におけるインスリンの感受性を高める作用があるとされており、細胞内への栄養素及びエネルギーの取り込みをスムーズにする作用もあると言われています。

摂取方法としては1回200~300mg程度を食後あるいは食前に、1日多くて1~2g程度まで摂取すると良いと思われます。グロビンペプチドは元々蛋白質なので、現時点では危険な副作用は確認されておらず、比較的安全だと思われます。ただし脂肪自体は人体とって必要不可欠なものです。特に脂肪はエネルギーの摂取源として重要で、摂取されるエネルギーが減ると、例え蛋白質や糖を摂取しても筋肉が萎みます。筋肉が萎めば基礎代謝も低下し、逆に脂肪の蓄積に繋がる可能性があります。いくら脂肪の代謝を補助してくれるからと言って、大量に摂取したりしないよう注意しましょう。

トリビュラスの効果と摂取方法まとめ

トリビュラスはハマビシ科ハマビシ属の植物である「Tribulus terrestris(トリビュラス・テレストリス)」の事で、主に根や果実を利用します。単にハマビシと呼ばれる事もあります。原産は南アジア~東ヨーロッパにかけての海岸沿いとされ、インドの伝承医学アーユルヴェーダでは古くから利用されてきたと言われています。日本でも東北と北海道を除く温暖な海岸に自生しています。しかし環境破壊等により世界的に数が減っており、日本では現在絶滅危惧種に指定されているようです。

トリビュラスにはフラボノイド類(ケンフェロール等)、アルカロイド類、サポニン類(Tigrogenin、Protodioscin等)等が含まれているとされています。根の場合、俗には「男性ホルモンの分泌バランスを整える」という作用が謳われており、滋養・精力、あるいは筋肉や骨の強化に繋がると思われます。また果実の場合、免疫の維持や余分な水分を排出する作用があると言われています。

一方、フラボノイド類には女性ホルモンのような働きをするものもあり、トリビュラスにそれが豊富に含まれている場合、過剰摂取する事で、逆に性ホルモンの分泌バランスを崩す原因になる可能性もあります。よって妊娠前、妊娠中、授乳中、あるいは思春期中には避けた方が良いでしょう。摂取量はサプリメントを利用する場合、用法用量を守る事、また心配ならばそれよりも少ない量に調節した方が無難です。摂取するタイミングなどは特にありませんが、寝る直前は避けた方が良いかもしれません。

エゾウコギの効果と摂取方法まとめ

エゾウコギはセリ目ウコギ科ウコギ属の植物の事で、主に根や葉を利用します。原産は蝦夷(エゾ)という名の通り北海道の東部、あるいはロシア南東部や中国北東部などにも自生しています。成分は異なりますが、同じウコギ科オタネニンジンと似ている事から、旧ソ連及びロシアなんかでは「シベリア人参」とも呼ばれています。実際、例えばモスクワオリンピックでは、選手のパフォーマンス向上のために利用された事もあるそうです。また中国では2000年以上前から利用されており、現在でも漢方薬の材料として目にする事があります。

そんなエゾウコギはイソフラキシジン、エレウテロサイドE、エレウテロサイドB、エレウテロサイドB1など、数種類の配糖体が主成分となっています。またその他に食物繊維、クロロゲン酸(ポリフェノール)、ジカフェオイルキナ酸(タンニン)、カルシウム・マグネシウムカリウムなどのミネラルが含まれているという情報があります。主成分か「エレウテロ」と呼ばれる事もあるようです。

特にそれらの中でも、イソフラキシジンやエレウテロ~にあるとされるのが「気持ちを和らげる」「血の巡りを良くする」「恒常性を整える(どちらかに偏る事を調節しバランスを取る)」などです。過剰摂取による危険な副作用は現時点では確認されていません。一方、報告によれば、病院で処方される薬に対して何らかの作用をもたらし、稀に血圧が上がりやすくなってしまう事があるようです。そのため元々高血圧の人だったり、血圧を調節する薬を服用している人、あるいはそれ以外に現時点で持病がある人は避けた方が安全でしょう。

またそのように血圧が上がやすくなる事があるため、少なくとも寝る前などでの利用には適さないと思われます。それ以外では摂取タイミングは特にありません。摂取量は1日1g程度と思われますが、数百mg程度でも効果が得られたという報告もあり、これは人によります。効果が強く出る場合、摂取量を調節すると良いでしょう。当然病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

★オススメの商品一覧★

※ランダムに表示されています。