GABAの効果と摂取方法まとめ

GABA（γ-アミノ酪酸）は脳などの中枢神経に存在するとされるアミノ酸の一種で、特に興奮性の神経伝達物質の働きを抑える「抑制性の神経伝達物質」として働いていると言われています。これによって気持ちを和らげると思われ、それを謳ったサプリメントが販売されています。また一説によれば、睡眠に誘導するメラトニンの分泌を促す作用、筋肉をリラックスさせる作用、血の巡りを良くする作用があるとも言われています。

ただし摂取したGABAは脳の血液関門を通過する事ができないため、基本的に脳内で必要となった分は脳内で合成されると言われています。またGABAの合成にはアミノ酸の一種であるグルタミン酸や、アミノ酸の代謝に関わるビタミンB6などが必要なため、サプリメントとしてGABAを摂取する事による作用は、あくまで材料を補給する事による間接的なものと思われます。病気を治すような強い効果ではないため、おそらく危険な副作用はないと思われますが、過度な期待は禁物です。

尚、サプリメントとして利用する場合、摂取量の目安は特に定められてはいませんが、1回1g程度で十分と思われます。摂取するタイミングも特にありませんが、食間などの空腹時、少量の糖と一緒に摂取すると良いでしょう。