腹筋を割る方法について考える

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筋肉に良い?マイナーなサプリメントまとめPart13

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等について、その効果・疑問点・利用法等を簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、今回紹介するのはD-アスパラギン酸(DAA)、カルノシン、GABA(γ-アミノ酪酸)、チロシンの4種類です。いずれもトレーニングを行う際に「必ずしも必要」という訳ではないため、もし利用する場合には摂取量や副作用などに十分注意しましょう。

★当記事の目次

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●D-アスパラギン酸(DAA)

D-アスパラギン酸(DAA)はアミノ酸の一種で、同じくアミノ酸の一種であるアスパラギンから変換、あるいはクエン酸回路(解糖系で得られたピルビン酸からアセチルCoAとなり、クエン酸に変換される事でサイクルが回る)内で働く「オキサロ酢酸」と、アミノ酸の一種である「グルタミン酸」から合成されます。ちなみにアスパラギン酸にはD体とL体があります。基本的に人体にあるアミノ酸はL型だけと言われていますが、アスパラギン酸ではD型も人体に存在します。どちらの方が重要という事はありませんが、サプリメントではD型の方が効果が高いなどと言われる事が多いです。

そんなアスパラギン酸は脳内においては興奮性の神経伝達物質として働くとされており、脳内にあるグルタミン酸受容体を活性化させ、記憶や学習に関わる神経伝達をスムーズにする作用があると言われています。グルタミン酸は脳内で過剰に増えると神経細胞を破壊するという事が言われており、グルタミン酸からアスパラギン酸を合成したり、あるいはアスパラギン酸の持つグルタミン酸受容体の活性化作用によってグルタミン酸の必要量が減り、それを防いでいると思われます(病気を治すような効果ではない)。

またアスパラギンからアスパラギン酸へ変換する際にはアンモニアができます。それによってアンモニアの排出を促し、アンモニアを分解するための尿素回路アンモニア→カルバモイルリン酸、カルバモイルリン酸+オルニチン→シトルリン→アルギニン+尿素)を活性化させる作用があるとも言われています。これにより俗に「利尿作用がある」と謳われています。この他、一説によればコラーゲンの合成を促したり、男性ホルモンの分泌を促す作用があるという事も言われています。

サプリメントとして利用する場合、摂取量の目安は特に定められてはいませんが、1回2~3g程度と思われます。

 

カルノシン

カルノシンはβ-アラニンとヒスチジンが結合したアミノペプチド(イミダゾールジペプチド)の一種です。このカルノシンは筋肉に多く存在するとされ、特に心臓の筋肉に多く存在しており、乳酸を分解するための酵素の活性に関与していると言われています。また筋肉に存在する細胞の酸化や糖化を抑制したり、神経伝達に必要なカルシウムの運搬をスムーズにする働きもあるとされ、これによって心臓はその細胞を維持しており、細胞の老化予防に繋がっているのではないかとも言われています(病気を治すような効果ではない)。

カルノシンは食品では鶏肉(特に鶏胸肉)や赤身魚(マグロなど)に多く含まれており、それらの生物が長時間の運動が可能なのはこのカルノシンが関係していると言われています。それらを日常的に食べると良いかもしれません。カルノシンは単体のサプリメントがあり、それを利用する事ができます。摂取量の目安は特に定められてはいませんが、1回2~3g程度と思われます。

ちなみにイミダゾールジペプチドとしてアンセリンとバレニンがあり、それらを利用する事もできます。またカルノシンの材料となっているβ-アラニンやヒスチジンをそれぞれ補給する事でも、カルノシンの合成を補助する事ができると思われます。ただしβ-アラニンもヒスチジンも痒みの原因物質になる事があるため、カルノシンを摂取する場合と比べると量は抑えた方が良いかもしれません。心配ならば基本的には鶏胸肉から摂取すれば十分でしょう。

 

●GABA(γ-アミノ酪酸

GABA(γ-アミノ酪酸)は脳などの中枢神経に存在するアミノ酸の一種で、興奮性の神経伝達物質の働きを抑える「抑制性の神経伝達物質」として働いているとされています。これにより脳内で増える事では、抗ストレス作用やリラックス作用などがあると言われており、それを謳ったサプリメントがあります。一説によれば睡眠に誘導するメラトニンの分泌を促す作用があるとも言われています(病気を治すような効果ではない)。

尚、摂取したGABAは脳の血液関門を通過できないため、脳内で必要となった分は脳内で合成されると言われています。またその合成にはグルタミン酸やビタミンB6が必要とされており、サプリメントとしてGABAの材料を補給する事による中枢神経への効果は、あくまで間接的なものと思われます。脳内での作用を期待するのであればビタミンB6を摂取しましょう。ビタミンB6はマグロ、カツオ、サケ、牛レバー等に多く含まれています。

一方、末梢には作用があるとされ、血圧を調節する作用や、筋肉を弛緩させる作用などがあると言われています(病気を治すような効果ではない)。よって「リラックス効果」を目的として摂取する事は必ずしも無意味とは言えないと思われます。サプリメントとして利用する場合、摂取量の目安は特に定められてはいませんが、1回1g程度と思われます。

 

チロシン

チロシン必須アミノ酸の一つであるフェニルアラニンから合成されるアミノ酸の一種です。このチロシン甲状腺ホルモン・ドーパミンノルアドレナリン・アドレナリンといった神経伝達物質の材料として必要な他、メラニン色素の合成にも関与するなど重要なアミノ酸です。これらの役割から、サプリメントとして利用した場合、俗に「うつに効果がある(病気を治す訳ではない)」「抗ストレス(リラックスというよりは気分を晴やかにする)」「新陳代謝を促す」などと言われる事があります。

尚、チロシンは脳の血液関門を通過する事ができないと言われており、合成元となるフェニルアラニンが不足していない限り、チロシンはその都度合成する事ができます。しかし何らかの理由でチロシンを合成するための酵素の働きが低下する事があったり、チロシンから合成される神経伝達物質の要求量が増える事があり、そのような場合にはチロシンを摂取し、その材料を補給すると良いかもしれません。

もしチロシンサプリメントとして利用する場合、摂取量の目安は特に定められてはいませんが、1回1~2g程度を摂取すると良いと思われます。ちなみにチロシンの材料が脳内へ入る際、BCAA(必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンの事)と競合するという事が言われています。よって摂取タイミングは空腹時が良いと思われます。起床後や間食時などに摂取しましょう。またアミノ酸は糖と一緒に摂取する事で吸収が促されるので、少量の糖を一緒に摂取すると良いと思います。もちろんアミノ酸代謝に重要なビタミンB6も合わせて摂取しましょう。