腹筋を割る方法について考える

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筋肉に良い?マイナーなサプリメントまとめPart12

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等について、その効果・疑問点・利用法等を簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、今回紹介するのは桑の葉セイヨウタンポポバナバ、ネトル、杜仲の5種類です。いずれもトレーニングを行う際に「必ずしも必要」という訳ではないため、もし利用する場合には摂取量や副作用などに十分注意しましょう。

★当記事の目次

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桑の葉

桑の葉はクワ科クワ属の植物である桑(クワ)の葉の事で、それを利用したお茶類(桑の葉茶)があります。「クワ」と言えば果実の「マルベリー」が有名で、果実酒やジャムの他、グラノーラやケーキなど様々なお菓子に利用されていますが、実は葉も日本人にとって非常に馴染み深いもので、そのようにお茶として利用される事がある他、特に葉は絹繊維の元になる「蚕」の餌に使われています。また桑(ログワ)の樹皮は「桑白皮(そうはくひ)」とも呼ばれ、抗炎症、利尿、咳止めなどの薬として古くから利用されてきたと言われています。

そんな桑の葉には「1-デオキシノジリマイシン(以下DNJ)」という糖(イミノ糖)の一種が含まれているとされています。このDNJはブドウ糖に似た構造をしており、糖を分解する酵素ブドウ糖よりも先に結合する事で、その働きを阻害し、小腸内の糖の吸収を抑える作用があると言われています。これによって血糖値の急激な上昇を抑える作用があると思われます(当然病気を治すような効果ではない)。この他、桑の葉にはビタミンB1葉酸、ビタミンK、カロテノイド類、フラボノイド類などの栄養素を含むという情報があります。

桑の葉は前述のようにお茶がある他、サプリメントも存在します。ただし「桑の葉からエキスを抽出したサプリメント」は残念ながら一粒一粒の含有量があまり良くありません。サプリメントでは効果を得るために相当量摂取しなければならず、現実的ではないと思われます。よって桑の葉を「DNJの摂取」を目的に利用したい場合には、葉をそのまま粉末状にし、それを飲み物に溶かして飲むとより良いと思われます。

摂取するタイミングとしては食事の前~食事中、桑の葉サプリメントの場合は1日に多くて1~2g程度、お茶の場合は1日数杯が目安と思われます。尚、そのように糖の吸収を抑える作用があるので、一度に大量の桑の葉を摂取すると、稀に低血糖状態になってしまう事があります。そもそも糖はエネルギーとして必要なものなので、むしろ糖を吸収させたい場合、例えば肉体的・精神的な疲労を感じている時や、激しい運動を行う習慣がある場合には特に必要のないものです。

 

セイヨウタンポポ

セイヨウタンポポとはキク科タンポポ属の植物の事で、特に根を乾燥・焙煎させたものを「タンポポコーヒー」と言います。また葉の方も、乾燥させて他のハーブと混ぜるなどした「タンポポ茶」として利用されたり、そのままサラダとしても利用される事がある他、花弁は醸造酒となり「タンポポワイン」として利用される事があります。一方、そのように葉だけを利用するものや、根だけを利用するもの以外に、茎、葉、根など全てを利用する事もあります。

ちなみにタンポポは日本では普通に道端などに咲いていて、日本人にとっても非常に身近な花の一つなのですが、セイヨウタンポポはその名の通りヨーロッパが原産で、実は侵略的な外来種の一つとなっており、日本原産のタンポポカントウタンポポなど)との交雑が問題になっています。また道端に生えているタンポポ排気ガスや土の汚染が懸念されるため、自家栽培でもなければ利用しない方が良いでしょう。

そんなタンポポですが、葉にはカロテノイド類(ルテイン等)、ビタミンC、カリウム、鉄分、食物繊維などが、根には食物繊維(ペクチンやイヌリン等)、コリン、カリウム、クロロゲン酸などが含まれているという情報があります。また全草にタラキサシン、タラキサステロール、タラキサンチンが含まれていると言われており、おそらくそれらにカリウムの量を維持する作用があると思われ、それによって自然な水分代謝を行う事ができると言われています。

飲料として利用する場合の摂取方法は毎食時にコップ1~2杯程度で十分と思われます。一方、タンポポの葉や根から抽出されたエキスがサプリメント化されており、それを利用する事もできます(ダンデライオンという名前)。その場合も基本的には毎食後に摂取、また摂取量としては1回500mg程度で十分だと思われます。おそらく危険な副作用は殆どなく、比較的安全だと思われますが、多飲するとトイレの回数が増えます。また夏場で気温の高い時期や激しい運動を行って大量に汗をかいた後、あるいは半身浴をした後などに飲むと、人によっては脱水症状や肌の乾燥を引き起こしたり、あるいは熱中症になりやすくなる事もあります。減量時に行う水抜きの際など目的に応じて利用すべきでしょう。

 

バナバ

バナバミソハギサルスベリ属の植物であるバナバの事です。日本ではオオバナサルスベリとも呼ばれています。原産は東南アジア~オーストラリアにかけての熱帯地域とされており、フィリピンでは道端に群生し、日常的に存在する植物の一つです。その葉を利用したお茶類(バナバ茶)があり、フィリピンなどでは古くからハーブとして利用されてきたと言われています。地域によっては種を食べる事もあるそうです。

バナバの葉にはミネラル(カリウム亜鉛マグネシウム、カルシウムなど)や食物繊維が豊富に含まれているという情報があります。また特にバナバの葉には「コロソリン酸(コロソール酸)」という成分が含まれており、これには細胞内へ糖の取り込みを促す作用があると言われています。これにより細胞内へスムーズにエネルギー補給ができるようになり、血糖値の急激な上昇を抑える作用があるという事が謳われています(病気を治すような効果ではない)。

バナバ茶として利用する場合、摂取するタイミングとしては毎食時や運動後、あるいは肉体的な激しい疲労を感じた時に糖と一緒に摂取するのが適していると思われます。1日数杯で十分でしょう。可能ならば葉をそのまま粉末状にして飲み物に溶かすと良いと思われます。一方、葉から抽出されたエキスや特に「コロソリン酸」がサプリメント化されており、それを利用する事もできます。もしコロソリン酸を利用する場合、摂取量としては1回数mg~10mg程度で十分だと思われます。

おそらく危険な副作用はないと思われますが、過剰摂取によって稀に低血糖状態になる事が考えられます。またお茶として利用する場合、効果としてはおそらく強くはないと思われますが、人によってはトイレの回数が増える事があるようです。目的に応じて利用しましょう。

 

●ネトル

ネトルとはイラクサイラクサ属の植物であるセイヨウイラクサの別名で、その葉を利用したお茶類(ネトル茶)があります。またそのように葉をお茶として利用する事がある他、全草に薬効があるとされており、茎や根などを一緒にピューレ状にしたものが薬膳料理として利用される事があります。尚、セイヨウイラクサはヨーロッパや北米が原産とされますが、セイヨウイラクサの近縁種は日本でも全国に自生しています。

ネトル茶では特に「炎症を和らげる作用」や「アレルギー症状を和らげる作用」などがあると言われています。これはおそらくポリフェノールの一種であるケルセチンによるものと思われます。アレルギーの仕組みについて簡単に説明すると、体内に異物(抗原)が入って来た時、免疫細胞から抗体(免疫グロブリンE)が作られ、それがマスト細胞へ結合、その状態で抗体が抗原と結合すると、マスト細胞内に貯蔵されていたヒスタミンが放出され、それによって炎症・アレルギー反応が促進します。ケルセチンはこの内の免疫グロブリンEを抑える作用があるとされており、俗に花粉症などのアレルギー性鼻炎に効くなどと言われる事があります(病気を治すような効果ではない)。この他、葉にはミネラル(カルシウム、鉄、カリウム)、カロテノイド類(ルテイン、ゼアキサンチン、βカロテン等)、ビタミンK、食物繊維などが含まれているという情報があります。

ネトル茶を利用する場合、花粉の飛来が予想される少し前の時期、あるいは乾燥が続くと予想される少し前の時期において、毎食時に飲むのが適していると思われます。1日数杯で十分でしょう。また葉から抽出されたエキスがサプリメント化されており、それを利用する事もできます。そちらは特に上限は定められていませんが、用法用量を守って摂取すれば問題は少ないと思われます。

尚、おそらく危険な副作用はないと思われますが、イラクサの茎や葉の表面には毛のような細かいトゲがあり、それに直接触れると蕁麻疹のように皮膚が爛れる事があります。ネトル茶及びその抽出エキスを利用する事でも、稀にですが、そのような症状が出る事があるという報告があるようです。利用する場合、できるだけ質の高いものを選ぶ必要があるでしょう。

 

●杜仲

杜仲はトチュウ科トチュウ属の植物であるトチュウ(杜仲)の事で、その葉を利用したお茶類(杜仲茶)があります。杜仲は数千万年前には様々な地域で自生していたと言われていますが、現在は中国に現存するのみで、トチュウ科トチュウ属の植物はこの「トチュウ」一種だけという珍しい植物になっています。尚、中国ではその樹皮が古くから「杜仲」として漢方の材料に利用されており、鎮痛作用、抗ストレス作用、血圧を調節する作用、滋養・強壮作用などがあると言われています。

杜仲茶にもそのように血圧を調節する作用や抗ストレス作用などが謳われています。これは葉に含まれる「ゲニポシド酸」という成分が、副交感神経の末梢にあるムスカリン受容体へと作用し、血管にある平滑筋を弛緩させる事で得られると考えられています。またこのゲニポシド酸はインスリンの作用を高める事で、細胞内への糖の取り込みを促し、血糖値の急上昇を抑える作用があるとも言われています(病気を治すような効果ではない)。

更に葉には「アスペルロシド」という成分も含まれていると言われています。このアスペルロシドは肝臓内でコレステロールグリシンタウリン等から作られる「胆汁酸」の分泌を促す作用があるとされ、それを含む「胆汁」を小腸へ送る事で、脂肪の消化・吸収を補助すると言われています。この他、杜仲にはミネラルが含まれているという情報があり、原理は不明ですが、抗酸化作用、肝臓の機能を補助する作用、性ホルモンの分泌バランスを整える作用などがあるとも言われています(病気を治すような効果ではない)。

杜仲茶として利用する場合、毎食時に1~2杯程度飲むと良いと思われます。可能ならば葉を粉末状にして飲み物などに溶かして飲むと良いでしょう。副作用は現時点では判明しておらず、比較的安全だと思われますが、分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物です。ちなみにエキスをサプリメント化したものもありますが、含有量が期待できないものが多いように見受けられるので、基本的にはそのようにお茶として利用する方が良いと思います。