腹筋を割る方法について考える

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筋肉に良い?マイナーなサプリメントまとめPart4

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等について、その効果・疑問点・利用法等を簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、今回紹介するのはトリビュラス(ハマビシ)、ハッショウマメ(ムクナ豆)、西洋サンザシ、カワラケツメイ、シザンドラ(ゴミシ)の5種類です。いずれもトレーニングを行う際に「必ずしも必要」という訳ではないため、もし利用する場合には摂取量や副作用などに十分注意しましょう。

★当記事の目次

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●トリビュラス(ハマビシ)

トリビュラスはハマビシ科ハマビシ属の植物である「Tribulus terrestris(トリビュラス・テレストリス)」の事で、単にハマビシと呼ばれる事もあります。トリビュラスは根や果実に薬効があるとされており、インドの伝承医学アーユルヴェーダでは古くから生薬として利用されてきたと言われています。原産は南アジア~東ヨーロッパにかけての海岸沿いとされ、日本でも東北と北海道を除く温暖な海岸に自生しています。しかし環境破壊等により世界的に数が減っており、日本でも現在絶滅危惧種に指定されているようです。

トリビュラスにはフラボノイド類(ケンフェロール等)、アルカロイド類、サポニン類(Tigrogenin、Protodioscin等)等が含まれていると言われており、俗に「性ホルモンの分泌バランスを整える事」という事が謳われています。また仮に性ホルモンの分泌に関わる作用が正しいとすれば、筋肉の合成を促してくれたり、不必要な分解を抑えてくれたり、あるいは骨の強度を高めてくれるなどの作用も期待できると思われます。

トリビュラスを使用する場面としては運動を行う前後、起きた後などが適していると思われます。一方、副作用としてはフラボノイド類には女性ホルモンのような働きをするものがあり、もしトリビュラスにそれが含まれているとすれば、過剰摂取する事で逆に性ホルモンの分泌バランスを崩す原因になる可能性があります。特に妊娠前、妊娠中、授乳中、あるいは思春期中には避けた方が良いでしょう。

摂取量はサプリメントを利用する場合には用法用量を守る事、また心配ならばそれよりも少ない量に調節した方が無難です。ちなみに日本では医薬品扱いになっており、店頭で入手する事はできません。利用する場合には海外から取り寄せる必要があります(それでも量によっては制限を受けるので注意)。ただし病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

 

●ハッショウマメ(ムクナ豆)

ハッショウマメ(八升豆)はマメ科トビカズラ属の植物であるビロード豆の変種です。厳密にはビロード豆とは種類が異なりますが、単にビロード豆とそのまま呼ばれる事がある他、別名「ムクナ豆」とも呼ばれる事があります。原産は中国南部や東南アジアの熱帯地域とされ、日本では関東以南の温暖な地域で生育させる事ができます。特にその種子には様々な薬効があるとされ、インドの伝承医学アーユルヴェーダでも古くから生薬として利用されてきたと言われています。

ムクナ豆は前述のようにマメ科であるので、他のマメ科と同じように蛋白質、ミネラル(カリウムマグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン等)、食物繊維を豊富に含んでいると思われます。これはマメ科が全体としてそのような傾向がある事から推察したものです。またおそらくフラボノイド類も含まれており、抗酸化作用があるものと思われます。

この他、特にムクナ豆で挙げられるのが「L-ドーパ(レボドパ)」という成分で、これは神経伝達物質の一つであるドーパミンの前駆体とされています。ドーパミンは達成感、幸福感、意欲やる気などの感情・精神状態の制御、あるいは何かを新しく記憶する際や細かな運動の制御などにも関与している事から、おそらくそれらをスムーズにする作用が期待できると思われます。摂取量は用法用量を守れば問題は少ないと思われますが、後述のような副作用が心配ならばそれよりも少ない量に調節、また頻度も調節し、常用を避けると無難です。残念ながら病気を治すような効果はありません。

一方でドーパミンは増えれば増えるだけ良いという訳ではありません。実は過剰分泌されると幻覚、妄想、依存症などをもたらすという事が言われており、ハッショウマメを食べる事でそれが起こる可能性はゼロではありません。過剰摂取には十分な注意が必要でしょう。また仮に脳内へ作用するとすれば、同じく脳内に作用するような薬の効果を不必要に増減させる可能性もあるため、病院から薬を処方されている場合には禁忌、更に妊娠前・妊娠中・授乳中・思春期中なども念の為避けた方が良いでしょう。

ちなみにドーパミンアミノ酸の一種であるチロシン蛋白質を摂取→アミノ酸まで分解→再合成)から合成、またその合成にはビタミンB6が必要と言われています。ドーパミンを自然に増やすのであれば、そちらを意識的に摂取した方が良いと思われます。またドーパミンノルアドレナリンの分泌に必要、ノルアドレナリンはアドレナリンの分泌に必要、更にそれらのホルモンは全体としてセロトニンメラトニンの影響を受けています。すなわちドーパミンだけが分泌されても意味がないので、前提として食事、睡眠、運動、ストレス管理などという基本的な生活習慣の改善が必要です。

 

●西洋サンザシ

サンザシはバラ科サンザシ属の植物の総称で、特に中国原産のCrataegus pinnatifidaや、中国経由で日本へ持ち込まれたCrataegus cuneataなどが単に「サンザシ(山査子)」と呼ばれます。一方、ヨーロッパが原産とされるCrataegus monogynaやCrataegus laevigataなどのサンザシは特に「西洋サンザシ」と呼ばれ、特にここではその西洋サンザシについて扱います。その果実や葉には様々な薬効があるとされています。

西洋サンザシに含まれているとされる有効成分はフラボノイド類、タンニン、サポニン、アントシアニジン(糖と結合する事でアントシアニンとなる)などで、それらの他にビタミンB1ビタミンB2、ビタミンCなどが含まれているという情報があります。特に西洋サンザシで謳われている効能では「血管の壁を維持・保護する作用がある」などと言われます。おそらくこれは含まれているポリフェノール類による抗酸化作用が元だと思われます。

尚、副作用として稀に血圧が下がって低血圧状態になったり、血が止まりにくくなるという事が報告されているようです。よって血圧や血液に関わる薬を病院から処方されている場合には禁忌となります。また妊娠前、妊娠中、授乳中なども念のため避けた方が良いでしょう。摂取量の目安は特にありませんが、1回500mg程度を食後に摂取、1日多くて1~2g程度と思われます。摂取量は各自調節しましょう。病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

 

●カワラケツメイ

カワラケツメイはマメ科ジャケツイバラ亜科カワラケツメイ属の植物であるChamaecrista nomameの事です。別名ノマメやネムと呼ばれる事がある他、特に葉、茎、果実をお茶として利用する事が多いため、ネム茶、豆茶(マメチャ)、浜茶(ハマチャ)、キツネチャ、コウボウチャなどとも呼ばれています。中国東北部朝鮮半島に分布している他、日本でも四国や九州に自生しています。しかし湿った草原や河原などに育ち、日当たりが良く、綺麗な水を好むため、近年数が減少しているそうです。その影響で、カワラケツメイを食草にしているツマグロキチョウという蝶が絶滅危惧種にも指定されています。

カワラケツメイに含まれているとされる有効成分はアントラキノン誘導体、フラボノイド類、タンニンなどで、その他にミネラル、脂質、β-シトステロールなどを含むという情報があります。特にカワラケツメイで謳われているのは「便通を改善する作用」と「余分な水分を排出する作用」で、おそらくこれはアントラキノンによるものだと思われます。またアントラキノンにはリパーゼ(脂肪を分解し、吸収しやすくする消化酵素)の働きを抑え、脂肪の吸収量を減らしてくれる作用もあると言われています。この他フラボノイド類には一般的に抗酸化作用があるとされています。病気を治すような効果はありません。

カワラケツメイにはおそらく危険な副作用は殆どなく、適切に利用していれば特に問題はないと思われます。ただし人によっては過剰摂取によって稀にお腹が緩くなったり、尿の量が増えて脱水症状を引き起こしたり、あるいは血圧が下がり過ぎてしまう事が報告されているようです。前述のようにお茶として利用される事が多いのですが、気温の高い時期や激しい運動を行って大量発汗した後の水分補給には適さないと思われます。尚、お茶として利用する場合、毎食時に分け、コップ1~2杯程度を飲めば安全でしょう。

 

●シザンドラ(ゴミシ)

シザンドラとはマツブサマツブサ属の植物Schisandra chinensisの事で、特に薬用があるとされる果実及び生薬の事を「五味子(ゴミシ)」と呼びます。尚、サプリメントでは「シザンドラ」と呼ばれる事が多い他、原産は朝鮮半島及び中国とされており、日本では本州北部から北海道に自生しており、その原産地から「チョウセンゴミシ」とも呼ばれます。また「五味子」という名の通り、果実には酸味、塩味、甘味、辛味、苦味という多様な味があるのが特徴的で、お茶(五味子茶:オミジャ茶)として利用される事もあります。

シザンドラに含まれるとされる有効成分は植物ステロールに分類されるリグナン(シザンドリンやゴミシン等数種類)、シトラール、カミグリン、有機酸(クエン酸やリンゴ酸等)、ビタミンC、ビタミンEなどが挙げられます。特にこのシザンドラで謳われているのは「滋養強壮」「精力増進」「疲労回復」「抗ストレス」などで、おそらくこれはリグナンによるものと思われます。ただし病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

危険な副作用に関しては現時点では判明していませんが、仮に性ホルモンへの関与が正しいとすれば、過剰摂取によって逆にホルモンバランスを崩す可能性はあるため、その点は注意が必要と思われます。特に妊娠前、妊娠中、授乳中、思春期中などは避けた方が良いでしょう。尚、使用する場合、秋~冬にかけての気温の低い時期に、食後に摂取すると良いと思われます。摂取量の目安は特にないので用法用量を守れば問題は少ないはずです。ちなみにサプリメント以外では前述のように五味子茶(オミジャ茶)があるので、それを食事時に1~2杯利用するのも良いかもしれません。