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筋肉に良い?マイナーなサプリメントまとめPart3

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等について、その効果・疑問点・利用法等を簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、今回紹介するのはエゾウコギ(シベリア人参)、アストラガルス(キバナオウギ)、マリアアザミシリマリン)、クマコケモモウワウルシ)、ボスウェリアの5種類です。いずれもトレーニングを行う際に「必ずしも必要」という訳ではないため、もし利用する場合には摂取量や副作用などに十分注意しましょう。

★当記事の目次

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エゾウコギ(シベリア人参)

エゾウコギはセリ目ウコギ科ウコギ属の植物の事で、根や葉に薬効があるとされています。原産は蝦夷(エゾ)という名の通り北海道の東部とされ、ロシア南東部や中国北東部にも自生しています。有効成分は異なりますが、同じウコギ科オタネニンジンと同様に様々な薬効がある事から、旧ソ連及びロシアでは「シベリア人参」とも呼ばれ、例えばモスクワオリンピックでは選手のパフォーマンス向上のために利用された事もあるそうです。また中国でも2000年以上前から利用されており、現在でも漢方薬の材料として使われています。

エゾウコギはイソフラキシジン、エレウテロサイドE、エレウテロサイドB、エレウテロサイドB1など数種類の配糖体が主成分となっており、その他に食物繊維、クロロゲン酸(ポリフェノール)、ジカフェオイルキナ酸(タンニン)、カルシウム・マグネシウムカリウムなどのミネラルが含まれていると言われています。特にイソフラキシジンやエレウテロ~にあるとされる作用が「抗ストレス、リラックス、疲労回復」などです。またその他に血圧を調節する作用や恒常性機能(どちらかに偏った時にそれを正常に維持にする機能の事)などへ関与するとも言われています。ちなみに主成分からサプリメントでは「エレウテロ」と呼ばれる事もあります。

尚、このエゾウコギの摂取による危険な副作用は現時点では確認されていません。一方、報告によれば病院で処方される薬に対して何らかの作用をもたらし、稀に血圧が上がりやすくなってしまう事があるようです。そのため高血圧の人で血圧を調節する薬を服用している人では避けた方が無難です。またそのように血圧が上がやすくなる事があるため、疲労に良いとは言いましたが、寝る前での利用には適さないと思われます。それ以外では摂取タイミングは特にありません。摂取量は1日1g程度と思われますが、数百mg程度でも効果が得られたという報告もあり、これはサプリメント及び人によります。効果が強く出る場合には摂取量を調節すると良いでしょう。当然病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

 

●アストラガルス(キバナオウギ)

サプリメントのアストラガルスはマメ科ゲンゲ属の植物「Astragalus membranaceus(アストラガルス・メンブランセウス)」の事です。特にその根には様々な薬効があるとされており、「黄耆(オウギ)」として漢方薬の材料にも利用されています。原産は中国北部や朝鮮半島とされ、日本でも北海道などに自生しています。

アストラガルスに含まれる主成分はフラボノイド類(イソフラボン誘導体のフォルモノネチン等)、サポニンクマリン、γ-アミノ酪酸(GABA)、グルクロン酸などです。特にアストラガルスで謳われている効果として挙げられるのが、肝臓や腎臓の機能を保護・維持する作用、余分な水分を排出する作用、抗ストレス作用、リラックス作用などで、おそらくそれらの成分が関与していると思われます。またフラボノイド類は一般的に抗酸化作用があるため、活性酸素の増殖を抑えたり、脂肪の酸化を抑えてくれる作用もあると思われます。

危険な副作用は現時点では確認されておらず、比較的安全だと思われますが、免疫機能に対して何らかの影響を与えるとされる事から、元々自己免疫疾患を持っていたり、アレルギー体質だったり、あるいは病院で処方された薬がある場合には避けた方が良いかもしれません。またアストラガルスは加工する過程でハチミツを使う事がある上、マメ科であるので、人によってはアレルギー症状が起こる場合があるようです。その場合、無理せず利用を中止しましょう。

摂取量としては1日多くて1g程度と思われます。サプリメントに書かれている用法用量を守れば特に問題はありません。使用するタイミングとしては気温の低い時期、激しい運動を行った後、食事制限中などに摂取するのがベターだと思われます。ただし病気を治すような効果はないため過信は禁物です。

 

マリアアザミシリマリン

マリアアザミはキク科オオアザミ属の植物であるオオアザミの別称で、葉に白い斑模様がある事から、別名ミルクシスルとも呼ばれています。またこの他、サプリメントではマリアアザミから抽出された有効成分の「シリマリン(シリビニンまたはシリビン)」という名でも呼ばれています。原産は地中海沿岸とされており、ヨーロッパでは2千年以上前からハーブ・生薬として利用されてきたと言われています。ちなみに日本にも帰化植物として自生しているようです。

特にマリアアザミの種子に含まれるシリマリン(4種類のフラボノリグナン)には胃腸や肝臓の機能を保護・維持し、傷ついた肝細胞の修復を補助する作用があるという事が言われています。この事からウコンなどと同じように「肝臓に良い(当然肝臓の病気を治すような効果ではない)」などと謳われる事が多いです。この他、シリマリンには抗酸化作用があるとされており、活性酸素の増殖を抑えたり、脂肪の酸化を抑えてくれる作用もあると思われます。

一方、シリマリン自体は水に溶けにくく、そのままの形では吸収率が悪いと言われています。そのためサプリメントなどを利用する場合、マリアアザミのエキスあるいはシリマリンをそのまま含有したものではなく、吸収しやすくなっているとされる「シリピド(シリフォス)」と書かれたものを選ぶと良いかもしれません。

摂取量としては1回150mg程度、それを1~3回に分けて摂取するようにすると良いと思われます。使用する場面としては暴飲暴食をする前後の日、あるいはその当日の食事の前後などが適していると思われます。危険な副作用は現時点では確認されていませんが、そもそもこれに頼るような食習慣は不摂生そのものです。常用は避け、食習慣を見直しましょう。またそれ以外では特に適した場面はないと思われ、トレーニングの際には基本的には不要なものです。繰り返しになりますが、病気を治すような効果はないため関心は禁物です。

 

クマコケモモウワウルシ

クマコケモモツツジクマコケモモ属の植物の事で、別名ウバウルシまたはウワウルシとも呼ばれています。原産は北半球の高山地帯とされ、酸味の強い果実は熊の好物である事から、ベアベリー(熊のブドウ)とも呼ばれます。一方、人間ではそのように酸味が強すぎて食用に適しません。人が利用するのは主に葉の方で、お茶として利用される事がある他、後述の薬効から含まれている成分を化粧品に利用する事があります。この他、アメリ先住民族の間では葉をその他のハーブと混ぜて煙草として利用する事もあるそうです。

そんなクマコケモモの葉にはアルブチン、エラグ酸、タンニン、ケルセチンなどの有効成分が含まれていると言われています。この内のエラグ酸、タンニン、ケルセチンにはいずれも抗酸化作用があるため、おそらく活性酸素の異常な増殖を抑えたり、脂肪の酸化を抑えてくれる作用があると思われます。一方、クマコケモモの作用で重要なのはアルブチンの方で、アルブチンで謳われているのが「収斂作用(胃腸の保護)」「メラニン合成に関わる酵素の働きを抑える作用」「体内の余分な水分を排出する作用」「抗菌作用」などです。これにより化粧品にも利用されています。

摂取量としてはサプリメントを利用する場合、書かれている用法用量を守れば特に問題はありません。お茶などを利用する場合、毎食時にコップ1~2杯程度で十分と思われますが、水分排出の効果を高めるためにはカリウムを一緒に摂取すると良いと思われます。カリウムは緑黄色野菜や芋類に豊富に含まれます。

尚、危険な副作用は現時点では確認されていませんが、稀に過剰摂取によって水分不足となり、それに伴って脱水症状や熱中症などになりやすくなる事があるという報告があります。この他、強い収斂作用によって逆に胃腸の粘膜に負担をかけてしまう事もあるようです。よって激しい運動を行う日や大量発汗を伴う夏場などは避け、また念のため常用も避けた方が良いでしょう。特にそのように強い収斂作用があるのでおそらく妊娠中は禁忌になります。何より病気を治すような効果ではないため、過信は禁物です。

 

●ボスウェリア

ボスウェリアはカンラン科ボスウェリア属の植物「Boswellia serrata(ボスウェリア・セラータ)」の事です。原産はインドの他パキスタンなどの南アジアとされており、インドの伝承医学アーユルヴェーダでは古くからハーブ・生薬として利用されてきたと言われています。尚、ボスウェリアの他には乳香、フランキンセンス、オリバナムなどの別名もあります。

このボスウェリアには「ボスウェリア酸」と呼ばれる成分が含まれているとされ、これにアレルギーや炎症反応に関わる「ロイコトリエンの合成に関与する酵素」の働きを抑えてくれる作用があると言われています。この事から俗に皮膚炎に効く、関節炎に効く、アレルギーに効くなどと言われる事があります(当然病気を治すような効果ではない)。

ロイコトリエンはω-6脂肪酸の一つである「アラキドン酸(必須脂肪酸の一種)」から作られ、アレルギーや炎症反応のために必要不可欠な物質の一つです。しかしロイコトリエンやアラキドン酸が過剰になると、アレルギーや炎症反応が過剰に起こるという事が言われています。ボスウェリアにはそれを抑えてくれる作用が期待されており、これによって免疫機能の維持や改善に繋がるものと思われます。この他、ボスウェリアに含まれるベルベリンには抗菌作用や血圧の調節を補助する作用などがあるとも言われています。

摂取量の目安は特にありませんが、サプリメントを利用する場合、書かれている用法用量を守れば特に問題はありません。摂取するタイミングとしては食後がベターと思われます。使用する場面としては暴飲暴食をする前後の日及びその当日、あるいは激しい運動を行う前後、寝る前や起きた後などがベターと思われます。ただし稀に月経へ影響を及ぼすという報告もあるので、妊娠前や妊娠中は禁忌とされています。またこれも稀ですが、胃酸を過剰に分泌させ、胃腸へ不要な負担をかける事もあるそうです。過剰摂取には十分に注意しましょう。何より病気を治すような効果ではないため、過信は禁物です。

ちなみにアラキドン酸などのω-6脂肪酸に対しては、ω-3脂肪酸(α-リノレン酸EPADHA。いずれも必須脂肪酸)が抑制的に働くと言われています。ボスウェリアを利用するのが心配な場合、そちらを意識的に摂取すると良いでしょう。ω-3脂肪酸はアマニ油・エゴマ油・青魚から摂取できます。