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筋肉に良い?マイナーなサプリメントまとめPart1

この記事では私が個人的に少しマイナーだと思うような栄養素・サプリメント・ハーブ等について、その効果・疑問点・利用法等を簡単にまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。尚、今回紹介するのはトンカットアリ、キャッツクロー、イチョウ葉、クラチャイダム(黒ウコンまたは黒ショウガ)、ウルソル酸、トマチジンの6種類です。いずれもトレーニングを行う際に「必ずしも必要」という訳ではないため、もし利用する場合には摂取量や副作用などに十分注意しましょう。

★当記事の目次

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●トンカットアリ

「トンカットアリ」はムクロジ目ニガキ科Eurycoma(ユーリコマ)属の植物「Eurycoma longifolia(ユーリコマ・ロンギフォリア)」の事で、サプリメントでは特に薬効があるとされる根の事を指します。原産はインドネシアやマレーシアなどの東南アジアで、古くから民間療法の生薬として利用されてきたと言われています。別名マレーシア人参、日本ではナガエカサとも呼ばれています。ちなみにニガキ科という名の通りニガキ科の植物の多くは苦味が強いという特徴があり、例えば同じニガキ科の植物であるニガキには抗菌作用があるとされ、日本でも胃薬の材料として利用される事があります。

そんなトンカットアリにはテルペノイド類(糖と様々な原子が結合した配糖体の一種)のクアシノイド、アルカロイドの一種β-カルボリン、サポニン類、リグナンなどが含まれているとされ、俗に「性ホルモンの分泌を促す「性ホルモンの分泌バランスを整える」などという事が謳われています。特に男性ホルモンの分泌が整う事によって想定されるのが、滋養強壮、精力増進、骨の強度を高める、筋肉の合成を促すなどです。もちろんそれらは「男性ホルモンの分泌に関する作用」が正しいという前提での話であり、具体的な作用については分かっていない部分も多く、過信は禁物です。

更に前述のように抗菌作用を持つとされる事から、胃腸の機能を維持したり、胃の粘膜を保護したり、消化を補助したり、あるいは免疫機能の維持などの作用もあると思われます。これは同じニガキが抗菌作用を持つ事から想定される作用です。その他、トンカットアリは「根」である事から、おそらく食物繊維も含まれていると思われ、整腸作用もあると思われますが、ビタミンやミネラルに関しては詳細なデータは存在しません。

摂取量ですが、1日多くて数100mgまでが無難と思われます。それ以上増やすと肝臓など臓器への負担が増える(おそらくミネラルの過剰摂取)という報告もあるようで、過剰摂取は避けた方が良いでしょう。また前述のように仮に性ホルモンの分泌に関与し、実際にそのような作用があるとすれば、特に思春期前後、妊娠前や妊娠中、あるいは授乳中の女性などは避けた方が安全でしょう。使用する場面としては激しい運動を行う前後や起きた後などが良いと思われ、基本的には男性向けになると思います。ただし寝る直前は眠れなくなる可能性があるので、避けた方が良いかもしれません。

 

●キャッツクロー

「キャッツクロー(キャッツクロウ)」はアカネ科カギカズラ属の植物「Uncaria tomentosa(ウンカリア・トメントサ)」の事で、サプリメントでは特に薬効があるとされる樹皮や根の事を指します。原産は南米アマゾン及びペルーなどとされ、先住民族の間で古くから抗炎症薬として利用されてきたと言われています。尚、この植物は枝の付け根に猫の鉤爪のような形をしたトゲがついており、それがキャッツクローの名前の由来になっています。

キャッツクローにはアルカロイド類やタンニンなどが含まれているとされており、謳われているのが「炎症反応を緩和してくれる作用」です。また免疫機能を維持してくれる作用や、血圧の調節を補助してくれる作用などがあるとも言われています。現時点では危険な副作用は殆ど起こらないとされていますが、ごく稀に元々あった免疫疾患やアレルギー・炎症などが悪化するという事が報告されている事から、過剰摂取には注意したほうが良いでしょう。作用については分かっていない部分も多いため、少なくとも病院で処方された薬がある場合、併用は避けた方が良いかもしれません。

使用する場面としては激しい運動を行う前後、起きた後、寝る前の他、休養時などに利用するのが良いと思われます。ただし摂取したからと言って直ちに現在の症状・病気が治る訳ではありません。摂取量としては1日500mg程度で十分とされていますが、現在の自分の体調に応じて調節する必要があると思います。

ちなみに1日10g摂取している例もあるため、比較的安全だと思われますが、過信は禁物です。量を増やす場合は1日数回に分けて摂取したり、1日空けたりすると良いでしょう。

 

イチョウ葉

イチョウイチョウイチョウ属の植物の事で、その葉(緑)には薬効があると言われています。原産は中国とされていますが、植物自体の歴史は非常に古く、イチョウは数億年前から存在する植物なのだそうです。その事からイチョウは「生きている化石」などとも呼ばれる事があります。一方、日本では各地に植えられており、日本人にとって非常に馴染み深い植物の一つです。

イチョウの葉にはフラボノイド類やテルペノイド類(ギンコライド、ビロバリド等)が含まれているとされています。イチョウの葉で謳われる効能としては特に「血行を良くしてくれる作用」が挙げられ、俗に言われる冷え性、記憶力、集中力、血栓、滋養強壮、精力・・・などに関与する作用は、おそらくそれが元になっていると考えられます。また少なくともフラボノイド類には抗酸化作用がある事は分かっており、活性酸素の異常な増殖を抑えたり、脂肪の酸化を抑えてくれると思われます。一方、副作用としては稀に血が固まりにくくなり、出血した時に血が止まりにくくなる事がある他、血行が促される事によって炎症やアレルギー症状が悪化したり、頭痛などが起こるという事も報告されているようです。

尚、処理されていないイチョウの葉には不純物や有害物質(アレルギー物質とされるギンコール酸)が含まれているので、そのまま食用にする事はできません。日本ではイチョウの木はその辺に生えていますが、道端に落ちているイチョウの葉を利用しても単に健康を害するだけなので、もし利用したいのであればサプリメントの方が安全です。一方、前述の有効成分はサプリメントによってまちまちな上、効果が出るという人と出ない人とで差が出やすいという事も言われています。もし利用するとすれば、できるだけ質の高いものを選びましょう。

使用する場面としては激しい運動を行う前や起きた後が良いと思われます。摂取量としては1日100mg前後と思われますが、そのように商品や個人によるので、量や頻度を調節して摂取すると良いでしょう。繰り返しになりますが、イチョウ葉の持つ作用については分かっていない部分も多いため、過信は禁物です。ちなみにイチョウの種子である「銀杏」にはビタミンB6の吸収を阻害する成分が含まれており、過剰摂取により中毒症状を起こす事があります。

 

●クラチャイダム

クラチャイダムはタイ原産のショウガ科バンウコン属の植物「Kaempferia parviflora(ケンプフェリア・パルビフローラ)」の事で、1000年以上前から生薬として利用されてきたと言われています。サプリメントではウコンやショウガなどと同じように土の中にある「根茎」を利用します。見た目もウコンやショウガと似ていて、日本では黒ウコンや黒ショウガなどとも呼ばれる事があります。尚、ショウガとの大きな違いは断面が紫色をしている点で、これは豊富なポリフェノール類によるものです。

クラチャイダムに含まれている成分として代表的なのはポリフェノール類(フラボノイド類)、ビタミン類、ミネラル類(特に亜鉛)、食物繊維(根なので)です。特にポリフェノール類が豊富に含まれている事は分かっており、少なくとも抗酸化作用はあるものと思われます。またクラチャイダムで謳われている作用としては、例えば滋養強壮、精力増進、炎症の緩和、アレルギーの緩和などであり、おそらくそれらも豊富なフラボノイド類とミネラル類によるものと考えられます。ミネラルでは特に亜鉛が豊富であり、それを売りにしたサプリメントも数多く売られています。

実際にネットで調べてみると、クラチャイダムに含まれているアミノ酸は、栄養価が高い事で知られている「マカ」よりも豊富という事がよく書かれています。事実かはどうかは定かではありませんが、実はクラチャイダムではどのような種類のアミノ酸が何mg含まれているかというデータも存在しており、それを見ると特にアルギニンとアスパラギン酸が豊富なようです。滋養強壮や精力増進とよく言われるのは、おそらくこれが元になっていると考えられます。

しかしながらデータを更によく見てみると、各アミノ酸はいずれも多くて数百mg程度であり、合計してもせいぜい10g程度にしかなりません。確かにアルギニンは豊富なようですが、他のサプリメントと比べて特別豊富か・・・と言われればそういう訳ではないので、アルギニンを摂取したいのであればアルギニン単体を補給できるサプリメントを利用した方が効率が良いと思われます。また蛋白質(アルギニンは蛋白質を摂取→アミノ酸まで分解→アミノ酸から再合成)に関してもプロテインで十分ですから、敢えてクラチャイダムに拘る必要はないと個人的には思います。

尚、おそらく全体的な成分はウコンやマカなんかと似ていると思われますが、分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物だと思います。摂取量についてですが、亜鉛が豊富な事からそれを基準に考えると良いでしょう。亜鉛に関して言えばトレーニングをしている人では1日30mg程度(亜鉛換算の量)が目安です。

 

●ウルソル酸・トマチジン

「ウルソル酸(ウルソール酸)」はリンゴの皮に含まれているとされる成分です。特にウルソル酸はインスリンの受容体やIGF-1の受容体に影響を与え、細胞内への栄養素の取り込みを促す作用があるとされる他、蛋白質の合成に関与する酵素の働きを補助してくれる作用があるという事が言われています。その他ではグリーントマト(熟していないトマトの事)に含まれる「トマチジン」という成分にも似たような効果があるようです。

リンゴの皮はウルソル酸を比較的多く含んでいるとされているため、リンゴは皮ごと食べるようにしましょう。リンゴ以外ではベリー類にも含まれるようです。ただしリンゴもベリーも糖質が豊富に含まれている他、ウルソル酸自体の吸収率が非常に悪いとされているので、摂取したい場合にはサプリメントを利用した方が効率的です。日本ではあまり認知されておらず日本産のサプリメントはおそらく存在しませんが、海外製であれば入手する事ができます。ただし海外でも珍しい方なので、探すのには苦労するかもしれません。

使用する場面としては激しい運動を行う前後、起きた後、寝る前、休養日などになるでしょう。基本的に運動とセットで考えるべきで、そのように吸収率が悪いため、期待した効果を得るためにはサプリメントでも1日1g以上の摂取が必要と言われています。副作用は現時点では判明していませんが、やはり分かっていない部分も多く、大量に摂取した場合に何らかの副作用が起こる可能性もゼロではありません。過信は禁物です。

ちなみにグリーントマト(熟していないトマトの事)に含まれる「トマチジン」の方は、そもそもトマト自体に含まれる量が少ない上、熟していないトマトには毒性のあるアルカロイド(トマチン)が含まれているため、そのまま食べる事はできません(十分に加熱すればトマト自体は食べる事ができるようになるが、加熱によってトマチジンがどうなるかは不明)。摂取するにはやはりサプリメントが必要になるでしょう。ただしトマチジン専用のサプリメントは私が知る限りではまだ存在していません。現時点では待つしかないでしょう。