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ストレスで高血糖に?血糖値を安定化させる方法を考えよう

ストレスを受けると血糖値が上がりやすくなると言われています。この記事ではそんなストレスと血糖値の関係について私なりにまとめています。ご興味のある方は下記「続きを読む」よりどうぞ。

 

ストレスを受けると血糖値が上がりやすくなる?

血糖値を下げる働きを持つホルモンとしてはインスリンが有名です。インスリンは人体の中では唯一血糖値を下げる働きを持っており、細胞内へ糖を取り込ませる役割があります。これがないと細胞は正常にエネルギーを受け取る事ができないため、その役割は非常に重要なものです(しかし何でそんな弱点を作ったのか・・・)。一方、逆に血糖値を上げる働きを持つホルモンもあり、例えば成長ホルモン、ノルアドレナリン、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾールなどが挙げられます。特にこれらのホルモンはストレスを受ける事で分泌が促され、肝臓内にあるグリコーゲン(糖の一種)を分解し、それを糖の供給源にして血糖値を上げようとすると言われています。

何故ストレスを受けると、そのように様々なホルモンが分泌され、その結果として血糖値が上がるのか?についてですが、それは簡単に言えば「ストレスに抗おうとするから」であり、ストレスに抗うためにエネルギーが必要だからです。

例を用いて説明すると、例えば暗い森の中は視界が非常に不明瞭で、周囲の様子が非常に分かりにくいと思います。そんな森の中にはクマやオオカミなど獰猛な肉食獣が生息していたり、足場が不安定な場所もあるなど、何も考えずただそのまま歩き続けるだけでは、自分の生命に危険が及ぶ可能性があります。そのような環境の中でも、できるだけ長く生き延びるためには、視覚だけに頼った安易な行動はできません。そこで嗅覚、聴覚、触覚などを研ぎ澄ませ、またそれら五感から得られる情報を素早く判断・処理し、速やかに行動へ移すために神経伝達自体もスムーズに行う必要があります。

特にその役割を果たすのがノルアドレナリンとアドレナリンで、分泌される事で心身が活性化され、神経伝達がスムーズになり、ストレスからの速やかな逃避行動が取れるようになります。例えばアドレナリンが分泌される事では瞳孔が開いたり、血圧が上がったり、呼吸が速くなったりする事が知られていますが、これも心身を活性化させようとして起こる症状の一つです。場合によっては感情がコントロールできなくなるほど大量に分泌されてしまう事もありますが、そうして生まれた怒りや恐怖などの感情も、実は元々は自分の身を守るために備わっている能力です。しかしそうして心身を活性化させ、それによって素早い行動を取るためには、大量のエネルギーが必要なので、そのために糖をどこからか持ってきて血糖値を上げようとしている訳です。

ちなみにそうして血液中を漂う事になった糖は、筋肉内にグリコーゲンとして補充されるか、エネルギーを欲しているどこかの細胞へ取り込まれる、あるいは肝臓に戻って再びグリコーゲンになるなどの使い道があります。しかし全ての細胞が糖を欲している状態とは限らないため、一部の糖は行き場を失ってしまう事があります。糖は短期的なエネルギーとしては優秀ですが、長期的には人体にとって良くない「糖化(蛋白質や脂質に結合する)」に使われたり、血管の壁を傷つけたり、細い血管をつまらせるなどのリスクがあると言われています。そのため余剰の糖は時間が経過すると、エネルギーとして長期的に安定している脂肪へと変換されて蓄えられます。つまりストレス→血糖値が上昇しやすくなる→そこで糖の多い食事→肥満・・・という悪循環に陥る可能性があります。よく「ストレス太り」などと言いますが、ここに一つの原因がありそうです。

 

糖質制限を行っても「脂肪だけが燃える」訳ではない

血糖値を上げるために必要な「肝臓のグリコーゲン」ですが、貯蔵しておける量には限りがあり、そうしてストレスを受ける頻度が高まればいずれは底をついてしまいます。そうして糖が枯渇すれば当然食事から糖を補給しようとする訳で、それが食欲及び食事量が増える理由にもなるのですが、逆にダイエットなどをしていて食事を制限している場合、枯渇した状態が長時間続く事になります。すると脂肪や蛋白質などを分解し、それを糖の代わりにエネルギーとして利用しようとします。そのような仕組みの事を「糖新生」と言います。実はこの糖新生を意図的に利用したのがいわゆる「糖質制限」で、体内の糖が底をつき、食事からも糖が得られない状態が長く続くと、そうして脂肪や蛋白質が燃やされます。

「脂肪が燃やされる」と聞くとメリットしかないように見えますが、残念ながら「脂肪だけが分解される」というような都合の良い事は起こりません。何故なら前述のように糖新生では脂肪だけでなく蛋白質も分解される上、糖新生が促進されるほど糖が不足している場合、食事全体から得られるエネルギーが足りていない事で、いわゆる「省エネ状態」になってしまうからです。これにはエネルギー状態を感知する酵素が関係しており、その働きによって「エネルギーをどのように利用するか」という代謝の方向性が変化すると言われています。

簡単にその理由を説明すると、エネルギーが不足した状態というのは一種の「飢餓状態」とも言えるため、その状態が長く続けば、いずれは生命活動の維持ができなくなる可能性があります。そのため省エネ状態になると、まず生命活動の維持に必要な組織を維持する事を優先させ、それ以外のエネルギーはできるだけ節約しようとします。すると例えばエネルギー消費の激しい筋肉などの成長は逆に阻害されてしまいます。つまり脂肪はむしろ燃えにくく、溜まりやすくなり、同時に筋肉も萎んでしまうのです。

しかも脂肪はエネルギーとして非常に優秀で、糖や蛋白質と比べると倍以上のエネルギーがあります。つまり燃やすのに時間がかかり、特に省エネ状態に入った時には、脂肪が落ちるスピードよりも筋肉が萎むスピードの方が速くなります。また筋肉が落ちる事ではその維持に必要だった糖・蛋白質・脂肪の代謝が低下、すなわち「基礎代謝」が大きく下がる事になります。脂肪や筋肉が落ちる事では体重が大きく減りますが、そうして基礎代謝が下がった状態で食事だけを元に戻せば、当然リバウンドしてしまうでしょう。「糖質制限」という言葉だけを聞くと、単に糖を制限すれば良いように思ってしまいますが、糖質制限ではそのようなデメリットを防ぐため、脂肪を意識的に摂取し、食事全体のカロリーを確保しなければなりません。

 

ストレスは精神だけでなく肉体も滅ぼしてしまう

大きなストレスを受けるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。このコルチゾールもストレス反応に関わる重要なホルモンで、糖・蛋白質・脂肪の代謝を制御する役割があるとされる他、前述したようなホルモンのように血糖値を上げる作用や、血圧を高める作用などがあると言われています。しかしこれが過剰に分泌される事では、脳にある記憶を司るとされる「海馬」を萎縮させるという事が言われています。それが起これば単純に記憶力すなわち知能が低下する事になるでしょう。つまりストレスは脳をも蝕んでしまうのです。

またコルチゾールは脂質の一種である「コレステロール」から作られた「プレグネノロン」という物質を経て作られており、実はこのプレグネノロン、男性ホルモンや女性ホルモンの材料と同じものです。つまりストレスによってコルチゾールの分泌量が過剰に増えると、それに伴ってプレグネノロンも増え、それに釣られて性ホルモンの分泌量も増える可能性があります。例えばストレスはニキビや薄毛などに関係しているとよく言われますが、おそらくその理由の一つにはこれがあるかもしれません。

尚、そのようにプレグネノロンはコレステロールから作られるので、これによっては「ストレスがきっかけになり、血中のコレステロールの量が増える」という見方もできると思います。コレステロールにはHDLコレステロールとLDLコレステロールがあり、どちらも人体にとって必須です。しかしその量が過剰に増える事では、血液がドロドロになって流れにくくなり、細い血管を詰まらせたり、血管の壁を傷つけてしまう事があります。またコレステロール活性酸素によって酸化される事で「過酸化脂質」になります。過酸化脂質は酸化ストレスを発生させ、DNAを損傷させると言われており、それがガンの原因の一つになるとも考えられています。これが「ストレスはガンなる」と言われる理由の一つで、ストレスの積み重ねはいずれ体も蝕みます。

 

過度なストレスはコレステロール値も増やす?

中性脂肪」とは簡単に言うと、食事から摂取した脂肪が血液中に取り込まれたもの、あるいは肝臓内で処理された脂肪が血液中に取り込まれたものなどを主に指します。「脂肪」というエネルギーとして利用されるのは主にこちらで、皮膚の下に蓄積する事で皮下脂肪に、内臓に蓄積する事では内臓脂肪になり、程度にもよりますが、その蓄積は様々な病気の原因になると言われています。尚、この中性脂肪は肝臓内で処理される事で後述のコレステロールの材料になったり、前述のように糖新生によって糖の代わりにする事もできます。その他では皮脂の材料になり、分泌される事で皮膚表面を保護するなど、人体にとって非常に重要な役割を果たしています。

一方、コレステロールは性ホルモンやノルアドレナリンなどの材料や、脂肪の消化・吸収に必要な胆汁酸(肝臓で作り胆嚢に蓄え、腸へと送られる)の材料、更には細胞膜(皮膚や粘膜など)の材料、ビタミンDの材料(紫外線を浴びる事で体内合成)、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の代謝などにも使われています。コレステロール自体は食品からも直接吸収できますが、使用済みのコレステロールは肝臓内で再利用する事ができ、その再利用の度合いによって食品から吸収する割合が変わります。つまりコレステロールを含む食品を食べれば、確かにコレステロール値は増えるのですが、既にコレステロールが十分な場合、吸収量が落ちるように調節されます。これは「食事だけが原因で血中のコレステロール値が増える訳ではない」という事を意味しています。しかし脂肪の摂取量が多くなったり、摂取した脂肪が十分に消費されなければ、当然コレステロールに変換される量は増えます。それが「高コレステロール血症」で、前述してきたようにそれにはストレスも関係していると言われています。

尚、コレステロールにはLDLコレステロールHDLコレステロールがあり、一般的にLDLの方を悪玉、HDLの方を善玉と呼んでいます。しかし悪玉や善玉という呼び方は正式名称ではありません。コレステロールは血液に乗って運ばれる際、蛋白質と結合した「リポ蛋白質」という形になる必要があります。LDLとHDLの違いはこのリポ蛋白質の種類による違いによるもので、コレステロールの分子の違いを意味する言葉ではありません。一方、LDLは肝臓から末梢へ運ぶ際に、HDLは末梢から肝臓へ運ぶ際に利用されると言われているので、その違いによって便宜的に悪玉・善玉と呼ばれています。ちなみにLDLの方は動脈硬化の原因となる事があるため、そのコントロールは必要であり、その意味では「悪玉」と呼べるかもしれません。

 

高血糖は様々な病気の引き金になる事がある

血糖値が上がると血液がドロドロの状態になり、血管内をスムーズに流れる事ができなくなります。それによってまず細い血管が詰まりやすくなります。抹消には細い血管がたくさんあるため、それによって心臓より遠い場所の細胞の栄養状態が悪くなるという事が考えられます。特に言われているのが「視力の低下」です。眼球の周囲にある血管は非常に細いため、高血糖が原因で眼球への血液の供給が上手くできなくなる事で、光や色を感じる網膜がダメージを受けると言われています。特に糖尿病に関するものは「糖尿病網膜症」と呼ばれています。

また血液が流れづらくなると血流が遅くなるため、そのままでは生命活動に必要な組織への血流も滞ってしまいます。そのため心臓が頑張って血液を送ろうとし、むしろ血液の量は増え、血圧が上がるようになります。つまり血液が流れづらい状態にも関わらず、血流は速くなり、血管の壁にかかる圧力も増える事になるため、血管の壁を傷つけてしまう事があるのです。それによってできるのが血の塊である「血栓」です。血栓は小さいものはすぐに溶けてなくなってしまいますが、大きいものはそのまま運ばれるため、やはり細い血管を詰まらせます。また傷ついた血管の壁に酸化した脂肪が沈着すると、血管の壁が太く、分厚く、脆くなり、内部が狭くなる事があります。それが「動脈硬化」です。血栓は更にこの動脈硬化によって細くなった血管も詰まらせる事があり、それが生命活動に必要な組織に近い場所の場合、その組織の活動を阻害します。それが心臓や脳ならば即命に関わります。

ちなみに「糖尿病」とは、一般的に「血糖値を下げる働きのあるインスリンが分泌されなくなった状態」の事を言います。インスリンは細胞内へ糖を取り込ませる事で血糖値を下げています。よってインスリンが分泌されない場合、細胞が正常にエネルギーを受け取れず、その機能を失ってしまいます。糖尿病ではこれが大きな問題になる訳です。特にインスリンは人体の中では唯一血糖値を下げる働きを持つホルモンなので、それが分泌されなくなるという事の深刻さは、我々が想像する以上に大きいものです。

一方で、そのようにインスリンが分泌されない場合もありますが、例えばインスリンの分泌はされても必要量には満たない状態、分泌はされているがインスリン自体の機能が低下している状態、あるいはインスリンを受け取る細胞側の受容器に何らかの問題があるなどの場合もあり、これらの内の一つが原因か、複数あるいは全てが原因かは人によって異なります。しかしながら後天的に糖尿病になる多くの原因は、「血糖値の激しい上下動と糖の余剰(糖の過剰摂取、過度な食事制限、食事の頻度、過度な糖の消費、運動不足、過度なストレス、過労・脳を使わない、睡眠不足等)」にある事は確かです。糖尿病と聞くと糖の多い食事や、糖を消費しない運動習慣に原因があるという印象が強いですが、前述してきたようにストレスも重要な原因の一つです。