独眼流サプリメント大全

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難消化性デキストリンの効果と摂取方法まとめ

難消化性デキストリンは糖がたくさん連なった多糖類の一種です。一方、そのように糖がたくさん連なっているにも関わらず、消化酵素によって分解する事ができません。また難消化性デキストリンは水に溶けやすい性質を持っています。このため難消化性デキストリンは「水溶性食物繊維」に分類されています。

一般的に食物繊維はその一部が腸内細菌によって分解され、その際にビタミンB群、ビタミンK、短鎖脂肪酸などが合成されます。それによってミネラルの吸収を促すと共に、腸内環境を改善させる作用があると言われています。また水溶性食物繊維は、胃から腸への食物の移行を緩やかにする作用があり、糖や脂肪の吸収を緩やかにする作用があると言われています。ただし大量に摂取すると、腸内でガスが発生し、逆に腸内環境を悪化させる事があります。また食物繊維はエネルギーにならないため、食物繊維の過剰摂取は、長期的には筋肉が落ちて基礎代謝が低下する可能性もあります。何事も極端は良くありません。

何より「難消化性デキストリンを摂取するだけで痩せる」なんて事はあり得ない事です。これは難消化性デキストリンだけに限った事ではなく、特定の食品あるいは特定の栄養素を摂取する事による「ダイエット効果とされるもの」は、大抵が「食事全体の摂取エネルギーが減った事」によるものです。繰り返しになりますが、長期のエネルギー不足では筋肉が落ち、基礎代謝が低下します。それを防ぐには、消費エネルギー(基礎代謝+運動量)に合ったエネルギーを摂取する必要があります。何かを摂取するだけ脂肪が落ちるなどと安易に考えるべきではありません。

ちなみに難消化性デキストリンは水に溶けやすく、水を含んでも大きく膨らまないため、粉末状でも摂取は容易です。もしサプリメントとして摂取する場合、1日数g~10g程度と思われます。上限は定められていないので、自分の胃腸の状態を見ながら、摂取量を調節しましょう。ただし難消化性デキストリンは繊維質の多い植物性の食品(穀類や芋類などのデンプンを分解する過程でも得られる)からも摂取できます。必須栄養素ではないため、基本的にサプリメントの利用は不要と思われます。

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