独眼流サプリメント大全

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銅の効果と摂取方法まとめ

銅は微量ミネラルの一種です。必要量は少ないですが、人体に必須のミネラルとなっており、特に銅には酸素を運搬するために必要なヘモグロビンに鉄を運搬し、ヘモグロビンの合成を補助する役割があると言われています。「貧血」と聞くと、そのように鉄分の不足をイメージしますが、実は銅が不足する事でも貧血になる事があります。後述のように銅が不足する事は稀ですが、可能性はゼロではありません。

また銅は「電子伝達系」においても重要です。電子伝達系とは簡単に言えば、ミトコンドリアの中にある内膜の内側・内膜の中・内膜の外側(外膜の内側)で行われる「電子の受け渡し」のシステムの事で、ここは酸素を利用したエネルギー代謝における最終地点とも呼べる場所です。特にミトコンドリアの内外では濃度に差があり、その差を利用して電子の受け渡しを行っています。それを担っているのが電子伝達系で、銅はその中で蛋白質の中に含まれ、反応を仲介しています。この他、銅はコラーゲンの合成に関わる酵素の活性や、活性酸素を除去する酵素の活性にも重要と言われています。

尚、銅はそのように微量ミネラルであり、必要量が少ないため、過剰摂取のリスクがあります(中毒症状を起こす)。そもそも銅は様々な食品に含まれている上、体の中で利用された銅は肝臓から腸へと渡り、一部を再吸収・再利用する事もできます。この時、実は食事から吸収される量よりも、そうして再吸収される量の方が多いと言われています。そのため食品から銅を意識的に摂取する必要は、基本的にはないと思われます。またサプリメントの場合、銅は鉄と一緒に含まれている事も多いのですが、銅単体での摂取はやはり不要と思われます。

ちなみにもし銅を意識的に摂取するとすれば、食品では特に牛のレバーに多く含まれています。その他では海産物全般(貝類、魚類、海藻類、甲殻類他)、大豆製品、ナッツ類などにも含まれています。1日の必要量は1mg~多くて10mg程度です。一方、それらの食品を食べる事による過剰摂取は稀です。また他のビタミンやミネラルを摂取しようとすれば、銅は自然に摂取できています。やはり気にする必要はありません。ただし食器や調理具などに銅製品を利用している場合、過剰摂取のリスクが出てきます。これは見逃される事があるので注意しましょう。

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