甘茶の効果と摂取方法まとめ

甘茶（アマチャ）とは、アジサイ科アジサイ属の植物であるアジサイの変種（別名として「アマチャ」と呼ばれている）の葉を使ったお茶の事です。

甘茶は日本発祥とされており、その名の通り日本茶の中でも珍しく「甘い」という特徴があります。特に若葉を乾燥・発酵させる事で、葉に含まれる「フィロズルチン」という成分が強い甘味をもたらすと考えられています。またその甘さは砂糖よりも強いとされており、一説によれば砂糖の数百倍とも言われています。一方、フィロズルチンは糖として吸収される事はないとされているため、血糖値には影響を与えません。そのため変わった使い方としては、甘味料として砂糖の代わりに利用する事ができるかもしれません。

そんな甘茶には、カテキンやカフェインは殆ど含まれていないと思われますが、タンニンなどのポリフェノール類が含まれているという情報があります。その含有量はチャノキの茶葉と比べればおそらく劣るでしょうが、ポリフェノールには一般的に抗酸化作用があるため、おそらく甘茶に含まれるポリフェノールにも抗酸化作用があると思われます。

ちなみに通常のアジサイ類は毒性を持っていると言われており、甘茶として利用される種とは別のアジサイを間違えて使ってしまうと、食中毒を引き起こす可能性（同じアジサイでも個体差が大きい。尚、その原因物質は現在明らかになっていない）があります。そのため道端のアジサイを安易に利用する事は当然できません。