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栃の実の栄養価・効果・食べ方まとめ

この記事では栃の実に含まれている栄養素、それぞれの栄養素の役割、その食べ方、オススメの商品などについて簡単にまとめています。

栃の実とは?

栃の実とはムクロジトチノキ属の植物であるトチノキになる果実の事です。

日本に存在するトチノキは日本原産であり、その実の化石が縄文時代の遺跡から出土している事から、少なくともそれ以前から食用にされてきたと考えられています。一方、海外においてはヨーロッパ原産のセイヨウトチノキの方がよく知られており、日本の栃の実と比べて苦味をもたらす成分が少ない(後述)という特徴があります。

 

栃の実の栄養価

栃の実に関する情報は決して多くはありませんが、糖質(デンプン)、カルシウム(骨の形成・神経伝達)、カリウム(水分代謝・神経伝達)、銅(酸素運搬)、マンガン(骨の形成・神経伝達)、食物繊維などが、いずれも豊富に含まれているという事が分かっています。

これらの中では特にカリウムが秀でており、その量は、カリウムが豊富な事で知られるサツマイモなどの芋類よりも多いと言われています。一方、それ以外のビタミンやミネラルに関しては突出している部分がなく、全体としての栄養価はあまり高くないようです。

ちなみに栃の実ではそのように糖質が豊富に含まれています。その量はサツマイモや栗と同等程度であり、意外に糖質が豊富です。運動量や筋肉量が多い人ではエネルギー源になる可能性があります。一方、蛋白質や脂肪の量はかなり少なくなっています。

 

栃の実の欠点

栃の実には「サポニン」が豊富に含まれています。これには糖の吸収を緩やかにする作用があるとも言われていますが、そのままだと苦味や渋味が強すぎる上、大量に摂取すると消化不良を起こしたり、血液を溶かすなどの毒性をもたらすと言われています。まだできたばかりの若い実を食べたり、加熱していない状態で食べる事はなるべく避け、十分に加熱し、かつ十分にアク抜きをしてから食べるようにしましょう。

尚、栃の実のアクはかなり強いです。聞くところによると、どうやらアク抜きには数週間~長くて1ヶ月以上かかる事もあるそうで、かなりの手間と根気が必要になります。また触れると手も荒れてしまうので、ビニール手袋などをし、直接触れないようにアク抜きをする必要があります(あらかじめアク抜きされている栃の実を利用する手もあるが、当然値段は高い)。そこまで苦労して食べる理由は・・・正直栄養価を考えるとあまりないかもしれません。市販・加工されている「栃餅(栃の実はデンプン質が多く、甘みはあるため、お菓子として加工する)」などを利用する方が手軽でしょう。

ちなみに栃の実に含まれている糖質は白米などの穀類と比べれば半分以下です。よって穀類の一部を栃の実で置き換えれば、糖の摂取量を減らす事ができます。そのような利用の仕方がオススメです。白米が手軽に利用できなかった時代においては、食料として重宝された事もあったそうです。

 

栃の実に関するオススメの商品

ここでは栃の実に関する商品を紹介しています。

 

青森県産 殻付き栃の実1kg(要アク抜き)

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