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ワイルドライスの栄養素とその食べ方まとめ

ワイルドライスとは?

ワイルドライスとは、イネ科マコモ属の植物であるアメリマコモの種子の事です。同じイネ科では日本人に主食として利用されている「コメ」がありますが、コメよりも種子はかなり細長く、色は褐色~黒色、またやや硬さがあります。

そんなアメリマコモ北アメリカ大陸が原産とされており、先住民族の間では食料はもちろんの事、儀式にも利用され、古くから神聖なものとして扱われてきたようです。ただしアメリマコモの種子は乾燥に弱く、一旦乾燥すると発芽率が極端に落ちるため、同じイネ科のコメのように、実った種子から再び栽培させるという事が難しいそうです。そのため現在でもアメリマコモは種子からの栽培は殆ど行われておらず、親株から株を分けて栽培しています。

ちなみに東アジア原産で日本にも自生している「マコモ(別名ハナガツミ)」もあります。日本で言うマコモアメリマコモは近縁種ではあるものの別の種類のマコモです。特に日本のマコモの方では、新芽が特定の菌に寄生されて肥大化したものを「マコモダケ」と呼び、これが食用にされています。日本のマコモダケは既に7~8世紀頃に利用されていたという記録が残っており、こちらはタケノコのような食感と若いコーンのような甘味があります(見た目は野菜のエシャロットのよう)。

 

ワイルドライスに含まれている栄養素

ワイルドライスに含まれている栄養素としては、ビタミンB群(ビタミンB1ビタミンB2ナイアシン、ビタミンB6、葉酸)をバランス良く含み、その他に食物繊維とミネラル(銅、鉄、マグネシウムマンガン、リン、亜鉛)をそれぞれ、やはりバランス良く含んでいます。このようにワイルドライスでは突出している栄養素は特にありませんが、「様々な栄養素が少量ずつ、バランス良く含まれている」という特徴を持っています。

また同じイネ科であるコメと比べると、蛋白質の量は同程度とされていますが、糖の量は1/3以下しかなく、しかも脂肪は殆ど含まれていません。このためコメよりもカロリーが低くなっており、ヘルシーな食品という事が言えると思います。

ただしビタミンB群以外のビタミンに関しては、おそらく含まれている量が少ないと思われます。特に脂溶性ビタミンが大きく欠けており、別途補給する必要があるでしょう。

 

ワイルドライスの食べ方

ワイルドライスは通常のコメと同じように炊飯器で調理する事ができます。ただしワイルドライスはやや硬いので、水を十分に吸わせる必要があります。このため炊飯の際には水を少し多めに使いましょう。水の量の目安はワイルドライス1に対し、だいたい3~4程度です。また炊いた後に少し蒸すと、より柔らかくなり、食感を楽しむ事ができます。

もちろん主食の嵩増しとして利用する事もできます。ただしそのようにやや硬いので、コメと一緒に炊く場合、ワイルドライスの量を少し抑える必要があります。可能ならワイルドライスだけで炊いた方が美味しくなると思います。一度炊いた後なら、コメと同じように茹でたり、炒めたりなど様々な調理ができます。

尚、栄養価の点で考えてみると、前述のようにワイルドライスは全体的な栄養価は高くありません。蛋白質・ビタミン・ミネラルは別途補給が必要です。ワイルドライスを食べるだけで健康になれるなどと安易に考えると、栄養不足によって逆に健康を害する可能性があります。ワイルドライスと一緒に食べる食品はよく考えましょう。

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