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メチオニンの効果と摂取方法まとめ

メチオニンアミノ酸の一種です。また数あるアミノ酸の中でも、蛋白質を合成するために必要不可欠な「必須アミノ酸」の一種であり、人体にとってなくてはならない栄養素の一つです。

人間の見た目の多くは蛋白質で形作られていますが、特にメチオニンは「蛋白質の基礎になる」と言われています。これは遺伝情報をコピーし、それを元に蛋白質の合成を開始する時、このメチオニンが最初のきっかけになると言われているからです。このため万が一にでもメチオニンが不足すると、蛋白質代謝全体に大きな影響を与えると言われています。

またメチオニン脂肪酸のエネルギー化に関与する「カルニチン」の材料になります。脂肪酸はそのままの状態ではミトコンドリアの中に入る事ができないため、一旦カルニチンと結合する必要があります。つまりメチオニンは間接的に脂肪酸の運搬を補助する役割があります。

更にメチオニンは肝臓内にも多く存在し、ホモシステインからシステインへの変換を促したり、タウリンの合成を促し、コレステロールから胆汁酸の合成を促す役割もあります。この内、ホモシステインメチオニンシステインから相互変換される物質ですが、過剰になるとコレステロールと結合、過酸化脂質となり、動脈硬化の原因になると言われています。つまりメチオニンは間接的に過酸化脂質をコントロールしていると思われます。またタウリンは恒常性機能に、胆汁酸は脂肪の消化・分解を補助する役割があり、メチオニンは間接的にそれも補助しています。

この他、メチオニンから変換される「システイン」はアミノ酸の一種で、蛋白質の構造を維持したり、蛋白質を分解する機能の制御に関与したり、抗酸化機能を持つ「グルタチオン」の材料として使われます。またメチオニンはアレルギー・炎症反応に関わるヒスタミンをコントロールしたり、糖が不足した際には糖の代わりにエネルギーとして利用される事もあります(糖原性アミノ酸)。

尚、メチオニンを含む食品としては、特にナッツ類(ゴマなど)に多く含まれていると言われており、また肉類(豚肉、鶏肉、牛肉など)、魚類(マグロ、カツオ、シラスなど)、乳製品(チーズなど)、卵、穀類などにも多く含まれています。一方、メチオニンは大豆製品にも含まれていますが、他の食品と比べると含まれる量が少ない傾向にあります。このため必須アミノ酸をバランス良く摂取するためには、他の食品で補わなければなりません。大豆と聞くと栄養価が高いイメージが強いですが、実際には完璧ではありません。他の食品と上手く組み合わせる事が重要になるでしょう。

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