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ムクナマメの効果と摂取方法まとめ

ハッショウマメ(八升豆)は、マメ科トビカズラ属の植物であるビロード豆の変種です。厳密にはビロード豆とは種類が異なりますが、単に実をビロード豆とそのまま呼ぶ事がある他、別名として「ムクナ豆」とも呼ばれる事があります。原産は中国南部や東南アジアの熱帯地域とされており、インドの伝承医学アーユルヴェーダでも古くから利用されてきたと言われています。日本でも関東以南の温暖な地域では生育させる事ができるようです。

ムクナ豆は前述のようにマメ科であるので、他のマメ科と同じように蛋白質、ミネラル(カリウムマグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン等)、食物繊維を豊富に含んでいると思われます。これはマメ科が全体としてそのような傾向がある事から推測したものです。また大豆のようにおそらくフラボノイド類も含まれており、それによる抗酸化作用の他、植物エストロゲンによる性ホルモンの分泌を整える作用があるものと思われます。

そして特にムクナ豆で挙げられるのが「L-ドーパ(レボドパ)」という成分で、これは神経伝達物質の一つであるドーパミンの前駆体とされています。ドーパミンは達成感や幸福感の他、意欲・やる気などの感情・精神状態の制御、更には何かを新しく記憶する際や、細かな運動の制御などにも関与しています。そのためムクナ豆にはおそらくそれらをスムーズにする作用があると思われます。摂取量は後述のような副作用が心配ならば、用法用量よりも少ない量に各自調節、また頻度も調節し、常用を避けると良いでしょう。

一方、ドーパミンは増えれば増えるほど良いというものではありません。特にドーパミンは過剰に分泌されると、幻覚、妄想、依存症などをもたらすという事が言われており、ムクナを食べる事でそれが起こる可能性は決してゼロではありません。過剰摂取には十分な注意が必要でしょう。また仮に脳へ影響するとすれば、同じく脳に作用するような薬の効果を、不必要に増減させたり、副作用を増長する可能性もあります。病院から薬を処方されている場合、あるいは市販薬を遣っている場合には併用は禁忌、また妊娠前・妊娠中・授乳中・思春期中なども念の為避けた方が良いでしょう。

ちなみにドーパミンアミノ酸の一種であるチロシン蛋白質を摂取→アミノ酸まで分解→再合成)から合成、またその合成にはビタミンB6が必要と言われています。ドーパミンを自然に増やすのであれば、そちらを意識的に摂取した方が良いと思われます。またドーパミンノルアドレナリンの分泌に必要、ノルアドレナリンはアドレナリンの分泌に必要、更にそれらのホルモンは全体としてセロトニンメラトニンなどの影響を受けています。すなわちドーパミンだけが分泌されても意味がないので、前提として食事、睡眠、運動、ストレス管理など、基本的な生活習慣の改善が必要になります。間違ってもムクナ豆に頼るべきではありません。

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