独眼流サプリメント大全

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プラセンタの効果と摂取方法まとめ

プラセンタとは直訳すると「胎盤」という意味があります。つまりプラセンタとは動物の胎盤の事で、サプリメントにおいてはその抽出物の事を指します。プラセンタでは俗に必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているとされており、現在様々なメーカーからサプリメントが販売されています。

一方、蛋白質必須アミノ酸)に関しては、肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品などの方が量は多い上、吸収効率を考えればホエイプロテインの方が良いと思われます。また蛋白質以外の栄養素すなわちビタミンやミネラルの事を考えても、そのような「蛋白質を豊富に含む食品」を満遍なく食べた方が、全体的な栄養バランスは良くなります。プラセンタに固執し、「それを摂取するだけで必要な栄養素を摂取できる」などと勘違いしてしまうと、全体的な栄養バランスが損なわれる上、栄養素の絶対量も足りない可能性が高いです。プラセンタの栄養価が、レバーや大豆に勝てるとはとても思えません。

更に、仮にプラセンタにしか含まれていない栄養素があり、それに何らかの健康効果があったとしても、大抵のプラセンタ系サプリメントでは、そもそもの含有量が少ないです。例えば「プラセンタエキス300mg」と聞くと、見た目上は多いように見えますが、「g(グラム)」に直せばたった「0.3g」しかありません。

胎盤蛋白質ではあるので、少なくともそれだけの量の蛋白質が含まれているという事は言えると思いますが、例えばプロテインの場合、スプーン数杯だけで1回20g~40gもの蛋白質を摂取する事ができます。それを考えれば数百mg程度のプラセンタでは何の足しにもなりません。これはビタミンやミネラルに関しても同じ事が言えると思います。ビタミン・ミネラルそれぞれの必要量は異なりますが、例えばビタミンCなんかでは安価なサプリメントでも「1000mg程度(1g)」を簡単に摂取する事ができます。そのようにビタミンやミネラルに関しても、他のサプリメントを利用した方が断然効率が良いのではないでしょうか。

特にプラセンタでは俗に「美容に効果がある」「女性ホルモンの分泌を促す」「栄養価が高い」などと、やたら「良い物」として扱われる事が多いです。しかしこれらの事を踏まえれば、「他のサプリメントよりも優先してプラセンタを利用する必要がある」とは決して言えないと私は思います。もちろん利用する事によって、直ちに害をもたらすようなものではないため、必ずしも「意味がない」とは言えませんが、現状ではプラセンタのサプリメント固執する理由は何一つないと個人的には思います。

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