ブルーグリーンアルジーの栄養素と効果まとめ
ブルーグリーンアルジーとは?
ブルーグリーンアルジーとは、細胞核が存在しない原核生物の内の細菌(真正細菌)の一種、かつその内の藍色細菌(シアノバクテリア)の一種である「AFA(Aphanizomenon flos-aquae:アファニゾメノン・フロス・アクア)」の事をそう呼んでいます。
ブルーグリーンアルジーは地球で植物が誕生した初期から存在している藻と考えられており、現在地球上に存在するあらゆる生物の起源とも言われています。尚、現在ブルーグリーンアルジーが生存する場所として最も有名なのは、アメリカオレゴン州の南部にある「アッパークラマス湖」という湖です。
しかし近年は汚染が酷いとする報告があるようです。情報によるとブルーグリーンアルジーは、その環境によってミクロシスチンと呼ばれる毒素を排出する場合があり、それが神経系や肝臓などの臓器に対して毒性をもたらすと言われています。例えば本来は毒を持たない貝類が、毒素を持つブルーグリーンアルジーを食べる事で毒を蓄えてしまう事から、ブルーグリーンアルジーにも毒性があるのではないかと予測されているのです。
ただし厳しい水質管理の元で育ったブルーグリーンアルジーでは、現在、毒性は確認されていません。そのためもし商品を購入する場合、産地や現地の水質などの情報を注意深く見る必要があるかもしれません。
含まれている栄養素と利用価値
ブルーグリーンアルジーに関する情報は不足していますが、蛋白質、カロテノイド、ビタミンB12、鉄、ヨウ素、マンガン、その他各種ミネラル、食物繊維などが、いずれも豊富に含まれているという情報があります。また光合成をする事から、健康効果があるとされるクロロフィルも豊富に含むと思われます。ただしそれ以外の情報は不足しています。
もし利用する場合、粉末状に加工されたものがあります。それを料理や飲み物に混ぜて利用する事になるでしょう。ただ、前述の栄養価が本当だとしても、ビタミンやミネラルでは不足している部分があり、完璧ではありません。当然ブルーグリーンアルジーだけでは必須栄養素を賄いきれません。ブルーグリーンアルジーを摂取するだけで健康になれるなどと安易に考えないようにしましょう。