独眼流サプリメント大全

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ピペリンの効果と摂取方法まとめ

ピペリンは植物に含まれているアルカロイドの一種で、特に黒胡椒(黒コショウ)に含まれているとされる辛味成分の一種です。またそれを含む抽出物の事を「バイオペリン」と呼ぶ事があり、サプリメントではその名前で呼ばれています。一方、バイオペリンは下記のような作用がある事から、他の成分と一緒になっている事が多いです。普段利用しているサプリメントに、知らな内に含有されているという事が結構あったりします。

辛味成分としては唐辛子に含まれるカプサイシンの方が有名ですが、ピペリンとカプサイシンが辛味をもたらす仕組みは同じだと考えられています。口の中には味覚や触覚などを司る様々な感覚神経がありますが、ピペリンやカプサイシンは特に温度や痛みなどを感じる受容体を活性化させる作用があると言われています。これにより実際には温度が上がっていないにも関わらず、神経が興奮し、焼け付くような熱や痛みを感じるようになるのです。サプリメントとして利用する場合、その効果は胃腸で起こる事になります。そのため摂取量によっては胃腸の粘膜に物理的なダメージを与えてしまう事があります。

そんなピペリンの持つ「辛味以外」の特徴として謳われているのが、細胞に毒性をもたらす物質や異物となる物質を細胞外へ排出するための酵素の働きを阻害する作用です。これによって今までは「異物だ」「毒性がある」と判断され、吸収率が悪かった様々な成分を、効率良く吸収する事ができるようになると言われています。すなわち他の栄養素の効果を高める事ができる上、その摂取量を減らす事ができるというメリットがあります。

しかし逆に言うと、毒性のあるものや異物となるようなものが体の中に残りやすくなってしまったり、必要以上に吸収させてしまって、予期しない作用が出たり、副作用が増強されてしまう可能性も考えられます。そのため同時に摂取するサプリメントは、できるだけ作用が分かっているものを選ぶようにし、病院から処方された薬や市販薬を利用している場合には避けた方が良いでしょう。もしサプリメントを利用する場合、摂取量としては1日5~10mg程度が無難と思われます。

ちなみに黒胡椒を食べる事でも前述のような効果は得られます。ただし舌に対する辛味の作用が大きいため、ピペリンを摂取する方法としては効率的ではありません。また前述のような作用がある事から、やはり病院から処方された薬や市販薬を利用している場合、黒胡椒が大量に使われている激辛料理を食べる事は避けた方が良いと思われます。

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