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ハナビラタケに含まれる栄養素と効果まとめ

ハナビラタケとは?

ハナビラタケはタマチョレイタケ目ハナビラタケハナビラタケ属のキノコの事で、ヨーロッパ及び北アメリカを中心に自生している他、日本でも見る事ができます。特にハナビラタケはカラマツ、エゾマツ、アカマツ、モミの木などマツ科の木材や幹などの周囲に根付き、その木を腐らせる事で知られています。

尚、その名の通り、ハナビラタケは花ビラのような見た目をしていて、それぞれの花ビラには不規則なシワがあり、全体的に白~黄色をしています。またハナビラタケの大きさは、10cm程度~大きなものでは30cmに達するものもあり、比較的大きなキノコです。一方、キノコというと見た目が似ている毒キノコがあったりしますが、このハナビラタケでは似通ったキノコが少なく、見分けは難しくありません。

 

ハナビラタケに含まれている栄養素

ハナビラタケにどのような栄養素が含まれているかという情報は多くありませんが、キノコ類は全体としてミネラルが含まれているため、おそらくハナビラタケカリウムマグネシウム、鉄、銅、マンガンなどといったミネラルが含まれていると思われます。情報によると、ミネラルの中ではカリウムが豊富だと言われています。カリウムには余分な水分を排出する作用があります。

またキノコ類は全体としてビタミンB群やビタミンDが含まれているため、おそらくハナビラタケもビタミンB群やビタミンDが含まれていると思われます。この内、ビタミンB群は代謝を補助する作用があります。一方、ビタミンDと聞くとカルシウムの吸収を補助する作用で有名ですが、実は蛋白質代謝や免疫機能などにも関与しています。いわゆる「スーパーフード」と呼ばれる食品には様々なものがありますが、ビタミンDが含まれているスーパーフードは意外と珍しいため、この点はハナビラタケの大きな特徴と言えると思います。

そしてハナビラタケにはさっぱりとした甘味が感じられますが、これは糖の一種であるトレハロースとマンニトールによるものです。これらの糖はブドウ糖などと比べると吸収が緩やかで、微量なため、エネルギーはあまりありません。むしろ糖の吸収を緩やかにする作用があるとも言われています。一方、ハナビラタケには酸味の元になるクエン酸や乳酸などの有機酸を少量、更には旨味の元になるグルタミンなどのアミノ酸も少量含みます。このためハナビラタケを食べると複雑に味を感じる事ができます。

その他、ハナビラタケは食物繊維も豊富で、多糖類の一種であるβ-グルカンを豊富に含んでいます。このβ-グルカンはキノコ類では一般的な成分の一つですが、特にハナビラタケではその含有量が高いと言われています。このβ-グルカンは消化酵素で分解する事はできませんが、腸内に長く留まる事で腸内細菌の餌になり、腸内環境を改善する作用や、一説によれば免疫を高める作用があると言われています。それ以外にも様々な健康効果があるとされていて、現在研究が進められているようです。

 

ハナビラタケの利用価値

ハナビラタケの食べ方としては、乾燥タイプの場合、少量のぬるま湯に少し浸けるだけで大丈夫です。その際の水は再利用しましょう。また生の場合、熱湯で少し茹でるだけで十分です。少し茹でた後は野菜などと一緒に調理すると良いでしょう。その他、ハナビラタケにはパウダー状のものもあり、その場合にはスプーン2~3杯を飲み物に溶かして飲みます。

尚、栄養価で考えてみると、ハナビラタケではビタミンD以外の脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK)が欠けており、これらは別途補給が必要です。またハナビラタケではビタミンCも大きく欠けています。これも補給が必要です。更にハナビラタケ自体はエネルギーがないため、糖・蛋白質・脂肪も別途補給する必要があります。このようにハナビラタケは完璧ではありません。過度な期待は禁物でしょう。

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