トマチジンの効果と摂取方法まとめ

トマチジン（及びトマチン）とは、グリーントマト（熟していないトマトの事）に含まれているとされる成分の事です。特にトマチジンには、蛋白質の合成に関与する酵素の働きを補助する作用があると言われています。この事から筋トレの効率化に繋がると言われています。

ただし熟していないトマトには、アルカロイドの一種であるトマチン（トマチンにもトマチジンと同様の効果があるとされている）が含まれています。このトマチンはジャガイモの芽に含まれるソラニンと構造が似ていて、毒性があるため、そのまま食べる事はできません。また十分に加熱したとしても、ジャガイモのソラニンと同じように完全には分解されないと言われています。このためグリーントマトを大量に食べるのはデメリットが大きいです（グリーントマトを100kg以上など、そういう極端に大量に食べた場合の話。世界では料理として出される事もあるため、大人では少量ならそこまで大きな問題にはならないが、子どもでは注意が必要と思われるため一応）。

一方、熟したトマトでは毒性のあるトマチンの量は減っていますが、トマチジンの量も少なくなっています。このため通常の赤いトマトを大量に食べたとしても、トマチジンによる効果は殆ど期待できないと思われます。であるならば、効率良く摂取するためにはサプリメントが良いという考え方に行き着きますが、残念ながら私が知る限り、現時点ではトマチジン単体のサプリメントは存在しません。おそらく需要と供給の問題だと思いますが、待つしかないでしょう。