独眼流サプリメント大全

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タンニンの効果と摂取方法まとめ

タンニンはポリフェノールの一種で、実はタンニンの一部分がカテキンです。

例えば紅茶ではカテキン酵素の働きによって酸化・重合し、タンニン(テアフラビンやテアルビジンなど)を形成、これが紅茶特有の鮮やかな赤い色(濃い場合茶色~褐色になる)をもたらしています。特に「番茶」のように成長した茶葉を利用する事で、タンニンの量が増えるようです。

カテキンほどの強さではありませんが、タンニンもカテキンと同じように「渋味」をもたらします。この渋味は粘膜の表面にある蛋白質に結合、変性させる事によって起こるもので、これを「収斂作用(しゅうれん)」と呼びます。特にこれによっては口、喉、食道、胃の粘膜に物理的に作用し、過剰な粘液の分泌や、過剰な消化液の分泌を抑え、胃腸の機能を保護する作用があると言われています。更にその収斂作用は皮膚にも効果があるとされており、いわゆる「引き締め効果」があるとも言われています。この他、タンニンには抗菌作用や、抗酸化作用(タンニン自体は酸化されているが、全ての部分が酸化している訳ではない)もあります。

またタンニンは金属イオンと結合しやすい性質を持っています。これによりミネラルと結合する事で、その吸収を促す作用があるとも言われています。一方、過剰に摂取すると逆にミネラルの吸収を阻害してしまうため、一長一短と言えると思います。特に気温の高い時期や激しい運動を行って水分及びミネラルが消費された場合、タンニンの過剰摂取によって水分不足を加速させてしまう可能性もあります。そのため水分補給としてはあまり適さないかもしれません。

この他、タンニンは前述のように赤い色の元になっており、歯や容器に色素沈着を起こさせる事があります。継続利用によって歯が変色する可能性があります。ただしこれは見た目上の色の変化だけであり、歯の健康を損なうようなものではありません。

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