独眼流サプリメント大全

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ジオスゲニンの効果と摂取方法まとめ

ジオスゲニンはヤマノイモヤマノイモヤマノイモ属の「ヤムイモ」に含まれているとされる成分の事で、特にトゲドコロ(別名クーガイモ、ハリイモなど)という品種に多く含まれていると言われています。トゲドコロの原産は東南アジアから中国南部とされており、日本では沖縄の一部地域でのみ栽培されているようです。生産量が非常に少ないため、目にする機会は殆どありませんが、一応通販では購入する事ができるようです。その他のヤムイモの含有量は不明です。海外の品種の中にはおそらくジオスゲニンを豊富に含むものもあると思いますが、情報が不足しており、後述のように安易に試すのは危険です。

特に同じヤマノイモ属の植物は実に600以上という様々な種類が存在しており、その内、塊根を食用にできるものを「ヤムイモ」あるいは単に「ヤム」と呼びます(つまり食用にできないものもあるという事、食用のものと更に見分けが難しいものも中にはあるらしい・・・)。日本では「山芋」という名前の方が一般的ですが、日本で言う山芋は、ヤムイモの中の食用となっている芋の総称です。トゲドコロ以外のヤムイモ、あるいは日本で食用となっている山芋では、例えばダイジョ、ナガイモ、ジネンジョ、ワイルドヤムなどの種類が知られています。その内「ワイルドヤム」という品種にも、このジオスゲニンが含まれているとされており、そちらもサプリメントになっています。

ここではトゲドコロについて扱いますが、トゲドコロは「根」であるので、芋として食べる場合、少なくとも糖(デンプン)、カリウム、食物繊維は豊富に含まれていると思われます。これは同じ「山芋」あるいは他の芋類から推測できます。またトゲドコロにはジオスシン、ジオスゲニン(ヤムスゲニン)、タンニン、サポニンアルカロイドなどの成分が含まれているとされており、特にその内のジオスゲニンという成分に「性ホルモンの分泌を促す作用」があるという事が謳われています。この他、一説によれば、ジオスゲニンには記憶力や認知機能にも何らかの作用をもたらすという研究結果もあるようです(ただし食品からだと、その効果を得るには濃度が全く足りない。またそれに関係する病気を治すような効果ではないので注意)。

一方、ジオスシンやジオスゲニンは熱によって失われやすいと言われています。しかも前述のジオスシンには毒性があると言われており、生の状態で食べるとお腹を下してしまいます。そのため効果が得られるだけの量を食品から摂取するのは、実際には非現実的だと思われます。もちろん加熱によって全てのジオスゲニンが失われてしまう訳ではありませんが、前述のようにそもそも入手が難しいため、毎食時に加熱して食べるにしてもコスパに合いません。

またサプリメントを利用する場合、そもそも効果が得られるだけの量が含まれていなかったり、あるいは逆に含まれている量が多すぎて、ホルモンバランスが崩れるなどの副作用が起こる可能性もゼロではありません。性ホルモンは多ければ多いほど良いという訳ではないので、もし利用する場合には過剰摂取は避けましょう(摂取量の目安は特にないが、容器に書かれた方法で摂取しても副作用が出る場合があるという事)。

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