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クラチャイダムの効果と摂取方法まとめ

クラチャイダムとは、タイ原産のショウガ科バンウコン属の植物「Kaempferia parviflora(ケンプフェリア・パルビフローラ)」の事で、原産地では1000年以上も前から生薬として利用されてきたと言われています。

クラチャイダムではウコンやショウガなどと同じように、土の中にある「根茎」を利用します。見た目もウコンやショウガと似ているため、日本では黒ウコンや黒ショウガなどと呼ばれる事もあります。ショウガとの大きな違いは、クラチャイダムは断面が紫色をしている事で、これは豊富なポリフェノール類によるものです。

そんなクラチャイダムに含まれている成分として代表的なのはフラボノイド類(フラボノイドはポリフェノールの一種)、ビタミン類、ミネラル類(特に亜鉛)、食物繊維(根なので)です。特にそのようにポリフェノールが豊富に含まれている事は見た目でも分かる事であり、少なくとも抗酸化作用があるものと思われます。またミネラルの中では特に亜鉛が豊富のようです。この事から、滋養・精力、免疫維持などの作用があるという事が謳われてます。

実際にネットで調べてみると、クラチャイダムに含まれているアミノ酸は、栄養価が高い事で知られている「マカ」よりも豊富という事がよく書かれています。これは事実かはどうかは定かではありませんが、実はクラチャイダムではどのような種類のアミノ酸が何mg含まれているかというデータも存在しており、それをよく見ると、特にアルギニンとアスパラギン酸が豊富なようです。滋養や精力とよく言われるのは、おそらくこのアミノ酸も元になっていると考えられます。

一方、データを更によく見てみると、各アミノ酸はいずれも多くて「数百mg程度」であり、合計してもせいぜい10g程度にしかなりません。確かにアルギニンは豊富なようですが、他のアミノ酸系のサプリメントと比べて特別豊富か・・・と言われるとそういう訳ではないようです。もしアルギニンを摂取したいのであれば、アルギニン単体を補給する事ができるサプリメントを利用した方が効率が良いと思われます。また蛋白質(アルギニンは蛋白質を摂取→アミノ酸まで分解→アミノ酸から再合成)に関してもプロテインで十分ですから、敢えてクラチャイダムを選ぶ必要はないと個人的には思います。

尚、おそらく全体的な成分はウコンやマカなんかと似ていると思われますが、分かっていない部分も多いため、過度な期待は禁物だと思います。摂取量についてですが、亜鉛が豊富な事からそれを基準に考えると良いでしょう。亜鉛に関して言えば、激しい運動習慣のある人では、1日30mg程度(亜鉛だけの量)が目安、健康維持なら10mg前後(亜鉛だけの量)で十分でしょう。

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