独眼流サプリメント大全

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カテキンの効果と摂取方法まとめ

カテキンとは「チャノキ」の葉に含まれているフラボノイドの一種(フラボノイドはポリフェノールの一種)で、「お茶」に含まれているカテキンの事を特に「茶カテキン」と呼びます。カテキンは葉に含まれる「テアニン(アミノ酸の一種)」が、日光を浴びて変化する事で作られます。特にテアニンは旨味を、カテキンは渋味をもたらします。そのため日光を当てて作る茶葉はカテキンの量が増え、渋味が強くなります。一方、日光を当てずに作る茶葉ではカテキンの量が減るため、渋味が薄くなり、逆にテアニンの量が増えて旨味が強くなります。尚、カテキンが酸化するとタンニンになります。

そんなカテキンには、糖の吸収を緩やかにする作用、脂肪・コレステロールの吸収を緩やかにする作用、脂肪のエネルギー化を補助する作用、抗酸化作用、抗菌作用、整腸、免疫を維持する作用など、様々な健康効果があると言われています。一方、カテキンにはエピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガラート(没食子酸エピカテキン、ECG)、エピガロカテキンガラート(没食子酸エピガロカテキン及びEGCG)などの種類があります。これらが茶葉全体に最大1/3程度含まれているとされていますが、品種や製法によって豊富に含まれているカテキンの種類は異なるようです。

特にカテキンの中では「EGCG」が最も効果が高いとされており、このEGCGをメチルエーテル化した「メチル化カテキン(EGCG3”MeやEGCG4”Me)」には、免疫を維持する作用(病気を治す訳ではない)があるという事が言われています。しかしこのメチル化カテキンは一般的なお茶では含まれる量が少なく、日本では「べにふうき」「べにふじ」「べにほまれ」など一部の品種のみ、海外では台湾発祥の「凍頂烏龍茶」など一部の品種のみに含まれているようです。またメチル化カテキンは通常のカテキンより熱に弱く、酸化されやすいので、80度程度の低温で煮出すか、粉末状にし、抹茶のように利用すると良いでしょう。

ちなみにメチル化カテキンはかなり渋味が強いです。渋味が苦手だという人は、EGCGまたは通常のカテキンを抽出したサプリメントも存在するので、そちらを利用するのも一つの手です。もしサプリメントを利用する場合、摂取量としては容器に書かれた量を守れば問題は少ないと思います。ただしサプリメントの中には非常に高濃度のものもあり、過剰摂取によって、海外では臓器に負担がかかるという事が報告されているようです。念の為、サプリメントを利用する場合には最初は少ない量から始め、体調を見ながら各自調節しましょう。

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