独眼流サプリメント大全

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カカオニブに含まれている栄養素とその食べ方まとめ

●カカオとは?

カカオとはアオイ科カカオ属の植物の事です。数年かけて生育すると、長さ15~30cm、直径10cm程度の大きな果実(カカオポッド)がなり、その中には数十個の小さな種子が入っています。これを一般的に「カカオ豆」と呼んでいます。

カカオの原産はアメリカ大陸中央~南部にかけての熱帯地域とされており、紀元前1900年頃から既に飲み物(苦味の強い薬のような扱い?)として利用されてきたと考えられています。当時はかなり貴重なもので、貨幣としての価値もあったそうです。しかしそれ以外の大陸へ伝わったのは15世紀以降からで、本格的に栽培が始まったのも17世紀以降、現在のような固形のチョコレートになったのは19世紀以降・・・と意外にも利用されるようになったのは最近の事です。

 

●カカオニブとは?

カカオニブは発酵・乾燥・焙煎したカカオ豆から、外皮や胚芽を取り除き、荒く砕いたものの事です。またカカオニブを焙煎して細かく砕き、磨り潰してペースト状にすると「カカオリカー」になり、そのカカオリカーを冷却して固めたものが「カカオマス」になります。更にカカオリカーまたはカカオマスから絞り出した脂肪分が「ココアバター」となり、そのココアバターを絞った残りが「ココアケーキ」、そしてそのココアケーキを更に細かく粉砕したのが「ココアパウダー」です。尚、カカオマスココアバター、砂糖、牛乳などを混ぜて作られるのがあのチョコレートです。

 

●カカオニブに含まれている栄養素

カカオニブはカカオ豆を加工する過程で「最初の段階」に当たるため、カカオ豆に含まれている栄養成分を最も良く反映していると思われます。特にカカオ豆には一般的なナッツ類と同じようにミネラルが含まれており、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などが、いずれも豊富に含まれていると言われています。これらは加工する過程で多くが失われてしまうのですが、カカオニブにはこれら多くのミネラルが残されているものと思われます。

またカカオ豆はポリフェノール類が豊富に含まれています。チョコレートが健康に良いと言われるのも主にこれが理由ですが、一般的にポリフェノール類は酸化されやすいため、カカオ豆を加工する過程で、実は多くが失われています。チョコレートではその一部だけが残っている訳です。一方、カカオニブはそのように多くの栄養成分が残されており、チョコレートよりもポリフェノールが豊富に含まれていると思われます。

一方、カカオニブは脂肪分を抽出していない状態のため、脂肪も豊富に含まれています。そのためポリフェノールにばかり注目すると、脂肪を摂り過ぎてしまう可能性が高いです。またカカオニブにはカフェインやテオブロミンといった苦味成分が豊富に含まれている上、シュウ酸も豊富に含まれており、これはエグ味の元になります。そのためそのまま食べると癖が強く、カカオニブをそのまま利用する場合、基本的には他の食材に少量だけ混ぜて利用する事になります。

 

●カカオニブを利用する価値

そのようにカカオニブは脂肪、各種ミネラル、ポリフェノール、カフェインなどが豊富に含まれており、それらを摂取する目的では利用価値があります。一方、ビタミンに関してはおそらくビタミンB群以外は含まれている量が少ないと思われます。このためビタミンに関しては別途補給が必要です。また前述のようにシュウ酸が含まれており、これはカルシウムの吸収を阻害します。そのためカルシウムも別途補給が必要でしょう。更にカカオニブは脂肪が豊富なため、運動量や筋肉量が多い人以外では、これを利用する事でエネルギー過多になる可能性があります。カカオニブを利用するだけで健康になれるなどと安易に考えるべきではありません。

尚、もしカカオニブをそのまま利用する場合、粉末状にし、お菓子や飲み物などに混ぜると良いでしょう。ただしそのままだと苦味やエグ味が強いため、基本的には少量での利用になると思います。もしくはカカオニブから自分でチョコレートを作ってみるのも良いかも知れません。

 

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