独眼流サプリメント大全

各種サプリメント・栄養素に関する情報を管理人独自の視点でまとめています。

β-シトステロールの効果と摂取方法まとめ

肝臓内では脂肪の一種であるコレステロールから「胆汁酸」が作られ、タウリングリシンと結合するなどした後、胆嚢へと送られて一時的に蓄えられます。そして食事を行い、腸内に食べ物が入ってくると、胆汁酸を含む胆汁が胆嚢から十二指腸内へと分泌されます。それによって食物中に含まれている脂肪(油)を乳化(水に分散させる)させ、その粒子を細かくし、腸液や膵液(消化酵素)と反応しやすくすると言われています。すなわち胆汁酸は脂肪の消化・吸収を促している訳です。

そうして利用された胆汁酸は胆汁酸に含まれているコレステロール、及び食事中のコレステロールと共に9割以上が再吸収され、再び肝臓へと戻り、すぐに次の胆汁酸の材料になります。一部の胆汁酸は吸収されずに失われてしまいますが、少量なので、すぐに肝臓内で作って補う事ができます。このため1度に作られる胆汁の量は少ないのですが、食事の際に大量に分泌する事が可能になっています。ちなみに胆汁酸の材料となるコレステロールも、その多くが肝臓内で作られています。

β-シトステロールは植物ステロールの一種で、その構造がコレステロールと似ているという特徴を持っています。このため腸内に分泌された胆汁酸を再吸収する際、コレステロールより先に結合する事ができます。これによっ脂肪やコレステロールの吸収を緩やかにする作用があると言われています。

摂取量としては他の植物ステロールと合わせ、1日多くて2~3g程度までで十分と思われます。食品ではナッツ類、アボカド、大豆、柑橘系の果物などに含まれているとされており、植物には広く一般的に含まれている物質です。そのため危険な副作用はなく、比較的安全な物質と思われます。一方、食品それぞれにおけるβ-シトステロールの含有量は決して多くないため、利用したい場合にはサプリメントが必要になるでしょう。

★オススメの商品一覧★

※ランダムに表示されています。